「you're sorry and I'm sorry」M:I-2 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
you're sorry and I'm sorry
初鑑賞
監督は『男たちの晩夏』『マンハント』のジョン・ウー
脚本は『デイズ・オブ・サンダー』『ザ・ファーム 法律事務所』『ミッション:インポッシブル』のロバート・タウン
治療薬ベレロフォンを英雄に仕立てるには悪役が必要だった
ネコルヴィッチ博士がインフルエンザウィルスの研究で偶然に開発したのは感染すると20時間以内にベレロフォンを投与しないと確実に死ぬ猛毒ウィルスのキメラ
イーサンに護衛されシドニーからアトランタに移動中にトランクを奪われ乗員乗客と共に飛行機はロッキー山脈に激突し殺された
イーサンに化けていたのはアンブローズ
キメラとベレロフォンを悪用しボロ儲けでバイオサイト製薬の株51パーセントを取得し会社を乗っ取ろうと計画
IMFはアンブローズの元恋人で民間人のナイアをスパイに仕立てて目論みを阻止する
新型コロナも「もしかして!?」という時代を先取りした設定
CGを駆使した覆面を脱いだら別人というシーンの数々はミッションインポッシブルシリーズの醍醐味
ジョン・ウーの鳩飛ばしは今作でも
糞害にそんなイメージはないが鳩はなぜか愛と平和の象徴
暴力反対の立場なのに暴力映画を撮る敬虔なクリスチャンの贖罪的意味があるのかな
命綱無しのロッククライミングで登場するバカンス中のイーサン・ハント
バカンスでも南の島でのんびりできないイーサン
イーサンとナイアのカーチェイスにハラハラドキドキ
サングラスをかけてバイクを運転するイーサンも最高にかっこいい
車で追跡する髭面はトム・クルーズの従兄弟ウィリアム・メイポーザー
イーサンとアンブローズの格闘戦
鉄拳のような派手な蹴りが何度も何度も炸裂するのにタフなアンブローズ
砂の中に埋まった銃を蹴り上げキャッチし即座に寝そべって発砲するトム・クルーズかっこいい
久々に元恋人ナイアの裸に見惚れるアンブローズを演じたダグレイ・スコットのあの表情は名演技だと感心した
シガーカッターで部下の小指の先を切るシーンはやめてほしい
まっトム・クルーズがカッコよければいいじゃん
2000年の最高興行成績トップだよ
斜に構えて一般大衆を見下して星一つとかに二つとかあり得んよ
あと「well, you're sorry, and I'm sorry」を「ままならぬ世です」と翻訳したのはすごい
「cable's clear!」を「やったぞ!」と訳したこともなかなか
後者の方はなんてことはないかもしれないがこの程度だとしても頭の硬い人にはとてもじゃないけど無理な作業
配役
スパイ組織IMFメンバーのイーサン・ハントにトム・クルーズ
IMFでイーサンの替え玉を2度経験してきた組織の裏切り者のショーン・アンブローズにダグレイ・スコット
アンブローズの恋人で盗みのプロのナイア・ノードフ=ホールにタンディ・ニュートン
イーサンとチームを組むハッキングが得意なIMFメンバーのルーサー・スティッケルにヴィッグ・レイムス
イーサンとチームを組むヘリ操縦が得意なIMFメンバーのビリー・ベアードにジョン・ポルソン
アンブローズの側近のヒュー・スタンプにリチャード・ロクスバーグ
アンブローズの手下のウォリスにウィリアム・メイポーザー
キメラを利用し自社の治療薬ベレロフォンでボロ儲けしようと目論むバイオサイト製薬CEOのジョン・マックロイにブレンダン・グリーソン
キメラを開発したバイトサイト製薬の分子生物学者のネコルヴィッチにラデ・シェルベッジア
IMFの上司のスワンベックにアンソニー・ホプキンス