極北の怒り

劇場公開日:

解説

アラスカに実際に起ったバーロウ医の遭難記に基いたドキュメンタリーで、映画はバーロウ医が1947年北極圏イヌイット集落に発生した疫病救済のため飛行中に氷原に墜落し4カ月後に生還する迄の徒歩旅行を北極の動物の生態や大自然の描写を織りまぜて描いている。日本語解説は宇野重吉が担当する。1949年作品。

1949年製作/61分/アメリカ
原題または英題:Arctic Fury
配給:RKOラジオ
劇場公開日:1955年12月3日

ストーリー

北極の春、イヌイット集落は疫病に襲われ彼等はヌーナクの町に 犬橇を走らせて救援を求めた。折柄北極圏に診療に来ていたバーロー医(デル・キャンブレ)はこれをきくと予定を変更してヌーナク指して飛び立った。しかし彼の操縦する飛行機はエンジンの故障で海中に墜落し彼は白熊に追われながらやっと海岸に辿りつき、とある洞窟に入って暖をとった。ここで彼は2匹の黒熊の子をみつけ生還への旅の伴侶にした。子を慕う母熊に追われ、種々な動物に遭遇し、上空を飛ぶ飛行機に手を振っても気付かれず、なおもヌーナクへの旅は続いた。だが遂に辿りついたヌーナクは無人の町と化していて飢えた多数の犬が彼をおそってきた。猛犬群の餌食になろうとしたとき、バーロウ医は偶然集落を見に来た獵師に助けられ、2匹の子熊ををしっかり抱くのだった。

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