恐怖の蝋人形
劇場公開日:1967年2月4日
解説
スティーブン・カンデルの脚本をテレビ出身の新進ハイ・アヴァーバックが製作・監督した恐怖映画。撮影はリチャード・クライン、音楽はウィリアム・ラーバが担当。出演は「クレオパトラ(1963)」のチェザーレ・ダノヴァ、「キング・ラット」のパトリック・オニール、「レッド・ライン7000」のローラ・デヴォン、ウィルフリッド・ハイド・ホワイトほか。
1966年製作/アメリカ
原題または英題:Chamber of Horrors
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1967年2月4日
ストーリー
19世紀の終わり、アメリカ、メリーランド州ボルチモアで殺人事件が起こった。花婿のジェーソン・クラベット(パトリック・オニール)が花嫁を殺害したのである。この事件の捜査には3人の素人ではあるが腕きき犯罪学者が加わっていた。アンソニー・ドラコ(チェザーレ・ダノヴァ)、ハロルド(ウィルフリッド・H=ホワイト)、ペペの3人である。彼らはボルチモアの今や観光名所となった「蝋人形の家」の協力者たちである。「蝋人形の家」とは歴史上、最も残酷な殺人事件の数々が生々しく再現されている涼味満点の見せもの小屋である。遂にクラベットはスラム街の売春宿でドラコに捕まった。裁判の結果、クラベットは絞首刑の宣告を受け、刑場へ護送されたが、その途中汽車が鉄橋にさしかかった時、川に飛びこんで脱走した。その後クラベットの死体はあがらず、警察は事件が終わったものと判断した。そして「蝋人形の家」には新たに「ボルチモア殺人事件」の全貌が陳列された。ところが、死んだと思われていたクラベットがグラマー美人マリー(ローラ・デヴォン)を伴って出現、自分を死刑に追いやった人間すべての殺害をはじめた。そして復讐は次々と成功していったのである。最後にクラベットの手はドラコに及んだ。しかし「蝋人形の家」での激しい格闘で、ついにその命を絶った。再び町は平和に戻った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハイ・アバーバック
- 脚本
- スティーブン・カンデル
- 製作
- ハイ・アバーバック
- 撮影
- リチャード・クライン
- 音楽
- ウィリアム・ラバ