河(1951)のレビュー・感想・評価
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サタジット・レイの『大地のうた』を生むきっかけ
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僕に取っては残念な事だが、この映画がサタジット・レイの『大地のうた』を生むきっかけになっているようだ。アプー三部作を僕は世界的な名作と認めている。
さて、
インドは第2次世界大戦後1947年に独立するが、正式には、英連邦王国から1950年1月26日に憲法が出来て共和制に移行する。この映画の上映直前の事だ。
だから、内容も植民地主義丸出しの映画になっている。
睡眠薬見たいな映画だったので、何回か見直し、やっと今見終わった。突っ込み所は多々あるが、要は演出家たちの植民地主義に対する認識の甘さが目立つ作品だと感じた。
それが朝鮮戦争を生み、ベトナム戦争を生んで、今の混乱な社会を生んでいると感じた。しかし、残念ながら、サタジット・レイがこの演出家の影響を受けている事は確かなようだ。
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