劇場公開日 1962年8月22日

「子供は野蛮である」回転 saikimujinさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5子供は野蛮である

2016年8月4日
iPhoneアプリから投稿

現代はイノセンツ
つまり純粋
子供の純粋さを表しているが
子供達は純粋に描かれていない
少年は退学を食らっているし
少年は鳩の死骸を枕の下に入れて寝る
鳩は平和の象徴だ
少女は亀を可愛がっている
亀は男性器の象徴であり
爬虫類である事から誘惑を表す

少年は大人の女を誘惑する
キスが子供のキスではなく大人のキスだ

死んだ家庭教師の男と女中はできていて
彼らのセックスに子供達は悪影響された事が示唆される

ラストで少年が不気味に笑う背後で
死んだ男の亡霊も同じ様に笑う

家庭教師の女は森の中で子供の銅像を見つける
大人と手をつなぐ銅像だが
大人の手が切れている
そして子供の銅像の口からゴキブリが出ている
決して純粋ではない

余談だが、誰が本当の事を言ってるのかわからんのは羅生門の様だった

saikimujin