俺は新兵

解説

「ビッグ・バレード」「紅唇百万ドル」等出演のカール・ディン氏と「踊る英雄」「女房いぬ間に」等出演のジョージ・ケイ・アーサー氏との2人を主役とした映画で、バイロン・モーガン氏が原作並びに撮影台本を物し、「青春の喜び」「誉れの一蹴」等と同じくサム・ウッド氏が監督した。相手役は「足で蹴る恋」「我れ若し王者なりせば」出演のマーセリン・デイ嬢とユニヴァーサルにいたルイズ・ロレイン嬢との2人で、トム・オブライエン氏も出演している。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:Rokkies

ストーリー

ある軍事訓練所の近くに踊り場を兼ねた料亭がある。グレッグはこのところの男踊手で、女踊り子のゼラと仲好しである。ある日軍曹ディグスがやってきてゼラに戯れたことからディグスとグレッグと啀み合うこととなったが、小男のグレッグには勝目がなかった。折しも、訓練所の行列の日、グレッグは消防ホースで悪戯して、首尾よくディグスに一杯喰わしてやったが、お蔭で行列は散々になる。その罪でグレッグは捕まえられて、裁判の結果、30日間の訓練所の勤務を宣告された。さて、訓練所に入ることとなったが、グレッグはことなく軍曹ディグスのために食い違い、味気ない生活を送らねばならぬ身の上となった。しかし、彼にも一つの慰めがないではなかった。訓練所の近くに住んでいるベティという娘が彼に何かと好意を見せてくれるからであった。で、グレッグとベティとの仲が段々と好況を示してきているところに、急に女踊子のゼラがやってきて、2人の気持ちを乱してしまう。これを見て、ディグスは、好機逸ず可からずとなし、一意ベティに取り入ることを務めた。が、そうした日も過ぎて、2人がいよいよ訓練所を退く時がやってきた。そのお別れとして盛大な余興会が催された。その時、ベティは所長に勧められて、ディグスと一緒に軽気球に乗った。ところが中空にくると、突然その綱が切れて軽気球は大空高く飛び去って行く。かくと見たグレッグは勇躍して、飛行機に乗じ、流れ行く気球を追い更に気球に飛び移り、落下傘を利用して、見事、ベティとディグスとを救った。

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