俺の墓標は立てるな

劇場公開日:

解説

スラム街に生きる1青年の苦闘を描いたドラマ。ウィラード・モトレイの原作をロバート・プレスネル・ジュニアが脚色し、フィリップ・リーコックが監督した。撮影は「戦略爆破部隊」のバーネット・ガフィ、音楽をジョージ・ダニングが担当。出演は「戦う若者たち」のジェームズ・ダーレン、「勝手にしやがれ」のジーン・セバーグ、シェリー・ウィンタース、バール・アイヴス、リカルド・モンタルバン、エラ・フィッツジェラルドら。製作ボリス・D・カプラン。

1960年製作/アメリカ
原題または英題:Let no Man Write my Epitaph
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1960年12月10日

ストーリー

8歳のニック・ロマノはシカゴのサウス・サイドで育った。彼の父はギャングで死刑になり、母ネリー(シェリー・ウィンタース)は体を犠牲にしてニックを育てた。貧民窟の中でニックを正しく育てようと、歌手のフローラや酒飲みで元判事のブルース(バール・アイヴス)などが彼の家庭に集まった。ニックはピアノが得意だった。ネリーは苦労をまぎらわすために酒にひたるようになった。――ニック(ジェームズ・ダーレン)は18歳になった。父の血を受け継いだのか、なかなかの乱暴者だった。ある日、ネリーはナイト・クラブで亡夫そっくりのルイ(リカルド・モンタルバン)という男と知り合った。そのころ、ニックは級友と決闘し警官に捕まった。ブルースの弁護の甲斐もなく罰金刑を言渡された。その金をルイが払った。そのためにネリーはルイに身をまかせた。ブルースはニックをピアニストにするため、友人のホロウェイに紹介した。やがてニックはそこの娘バーバラ(ジーン・セバーグ)と恋仲になった。麻薬密売者のルイはネリーを中毒にさせた。これを知ったニックはルイの家にのりこんだ。ブルースたちがかけつけた時は、ニックはルイに檻禁されていた。中に入ったブルースはルイに射たれながら、彼を絞め殺し自らも死んだ。ネリーは病院に入ることになった。ニックも音楽学校入りが決った。母子の幸福になる日も近かった。

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