オペラ座の怪人(1990)

劇場公開日:

解説

幾度も映画化されたガストン・ルルー原作の『オペラ座の怪人』を現代のオペラ歌手が1889年にタイムスリップするという設定でリメイクした作品。エグゼクティヴ・プロデューサーはメナハム・ゴーラン、製作はハリー・アラン・タワーズ、監督は「ハロウィン4」のドワイト・H・リトル、脚本はゲリー・オハラのオリジナル版を基にデューク・サンドファー、撮影はエレマー・ラガリー、音楽はミッシャ・シーガルが担当。出演はロバート・イングランド、ジル・ショーレンほか。

1990年製作/アメリカ
原題または英題:Phantom of the Opela
配給:ヒューマックス・ピクチャーズ=ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1990年11月2日

ストーリー

現代のNYーオペラ歌手を目指す若い娘クリスチーヌ(ジル・ショーレン)はオーディションの舞台上で突然、自らの前身へと精神ごと100 年前ヘワープしてしまう。1889年のロンドン、夜な夜なオペラハウスを不気味な怪人が徘徊し、次々と起こる怪奇な出来事に、人々は恐怖に包まれていた。そこでクリスチーヌは、オペラハウスの公演中に作業員の死体を発見して放心状態となってしまった主役のカルロッタ(ビル・ナイフィー)の代役として舞台に上がることになる。公演の翌日、彼女の演技を酷評した批評家が惨殺され、街は騒然となる。そして、彼女の前に現われた怪人の正体とは、音楽のために悪魔に魂を売った作曲家、エリック・デスラー(ロバート・イングランド)のなれの果てだった。彼は醜く崩れた顔を殺害した人間の皮膚で覆い、劇場の地下水道で暮らして作曲を続けていた。怪人は美しい声を持つ彼女に自らの曲を歌う声になってくれと言い、それまで彼女の邪魔をした人物を殺したのは全て自分なのだと告白する。しかし、その頃、殺人を捜査するスコットランド・ヤードの手が怪人の隠れ家に迫り、最後を悟った怪人はオペラ座に火を放ち、胸に叶わぬ恋を抱えたままその身を炎の中に消す。クリスチーヌは現代に戻ってくるが、怪人も恋への執念によって現代に再び甦り、彼女を襲うのだった。

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