馬上の勇姿

解説

「高原の凱歌」「西部鉄拳隊」と同じくケン・メイナード氏主演西部劇で、おなじスタッフ即ちメリナン・ジャックソン女史原作、ハリー・ジェー・ブラウン氏監督、テッド。マッコード氏撮影、で制作されたものである。助演者は「デニーのナポレオン」「夕日の峠」等のノラ、レーン嬢「山猫ならし」のジェームズ・ファーレー氏、「空中カウボーイ」のハリー・トッド氏、「人生の乞食」のブルー・ウォシントン氏、「コサック(1928)」のポール・ハースト氏等で、メイナード氏の愛馬ターザンが例によって活躍している。

1930年製作/アメリカ
原題または英題:Lucky Larkin

ストーリー

アリゾナでも著名な牧畜業者ダン・ブリアソンはかねて金を獲るためにはいかなる手段をも選ばぬ腹黒い男で、同じ牧畜家のリー大佐が一人彼に盾つくのを苦々しくおもい、何とかしてリー大佐に泡を吹かせてやろうと考えていた。リーの持馬は逸品揃いなので今度のクロス・カンツリー競馬にもブリアソンは勝目がなかった。そこで部下に命じて鉄条網で罠を仕掛けリーの持馬を傷つけようとしたが、リーが愛している若駒ターザンの機智でこの難をのがれた。その代わりブリアソンの騎手に雇われてテキサスからやって来たラッキー・ラーキンの馬が罠に掛かった。ラーキンは手近の家に傷ついた馬を伴った。それはリーの家で黒人の調馬師ハンポーンはラーキンと昔馴染だったので親切に介抱してやった。リーもラーキンとは古い友達なのでリーは今度の競馬に負けると破産だと告げた。ラーキンはリーの親友で獣医のパーキンソンの娘エミリーとも逢い彼女に心を惹かれた。ラーキンが約束の手前ブリアソンのもとへ行くとエミリーが来ていてブリアソンが彼女に言寄っているのを知った。ラーキンはブリアソンの手下共に襲撃されたが却って無頼漢共を懲らし、エミリーを救うことが出来た。ラーキンはブリアソンの無頼の弟ピートはリーの厩に放火して馬共々ハンボーンを焼殺そうと計らったがラーキンはハンボーンを救い出したが馬は煙のため競馬に出られない程の痛手をおった。そこでリーは若駒のターザンを始めて出すことにしたが、ターザンは登録してないと言ってブリアンソンから抗議が出たのでラーキンは非常手段を用いて登録を済ませ、ピートを捕まえて彼に泥を吐かせた。ラーキンはブリアソン方の邪魔を却けてターザンを駆り一等賞金五千ドルを獲た。ブリアソン兄弟は捕らえられリーは破産をのがれることが出来た。

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