海の荒鷲(1926)

解説

「シー・ホーク(1924)」「幸運の風」等の監督者フランク・ロイド氏のパラマウント入社第1回作品で、原作はチャールズ・テニー・ジャクソン氏の小説「サザラック船長」、脚色者はジュリエン・ジョセフソン氏である。主役は「噴火山」「駅馬車(1925)」等出演のリカルド・コルテス氏と「姫君と給仕」「女心を誰か知る」等出演のフローレンス・ヴィダー嬢が演じ、アンドレ・ド・ベランジェ氏、サム・ド・グラッス氏、ミッチェル・ルイス等が助演している。

1926年製作/アメリカ
原題または英題:The Eagle of the Sea

ストーリー

アンドルー・ジャックソン将軍を歓迎するのでニユウ・オルリアンスの町は賑わっていた。その混雑の中を走っていたルイズ・レストロンの馬車が物に驚いて狂奔し始めた時、彼女を危険から救ったのはサザラック船長と名乗る海賊の張本ジャン・ラフィットだった。彼は戦争中オールド・ヒッコリイ号に加勢した功によって大赦されたが、彼の逮捕賞金を奪って逃亡した罪によって再びお尋ね者になっている有名な海賊だった。その夜の仮面舞踏会にルイズも出席したがジャアヴィスとその配下の酔いどれ海賊は座興のために舞踏会を襲撃して人々を笑い興ぜしめた。マアヴィスがツイズを捕らえると来ていたサザラックがそれを妨げた。ジャアヴィスが相手の仮面を取ると自分の昔の棟梁だったので驚いた。彼の顔を知る将軍は夜明けまでに町を退去せよとジャンに命じた。ルイズの叔父レストロン大差はナポレオンを聖ヘレナ島から救い出す陰謀の主動者の一人でジャンを指揮者にしたいと考え彼を自宅に迎えて計画を打ち明けたがジャンは拒絶した。怒って彼に拳銃を渡した時ルイズが来た。ジャンは大差の陰謀を彼女に告げると大差は仕返しにこの男こそ海賊張本のジャンだと素破抜いた。大佐は計書がルイズの口から洩れぬ様にと彼女をフエリプ号に乗せた。このことを叱咤ジャンはセラフィン号で追跡し彼女をセラフィンに連れ込んだ。掠奪禁止の命を受けたジャンの部下は暴動を起こし遂にジャンとその腹心たちを換金した。処へ大佐が軍艦で追ってきてセラフィン号捕獲した。ルイズはジャンガ部下に殺されたと大佐に告げた。突如軍艦は爆破し戦争が始まった。ルイスは初めてジャンを愛していることを悟り、彼とともに大洋の彼方に幸福を求めてセラフィン号上の人となった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く