歌は星空

解説

「ワイキキの結婚」「黄金の雨」のビング・クロスビーが、「奥さんは嘘つき」「躍り込み花嫁」のジョーン・ブロンデルと「青春問答」「裏街6人組」のミッシャ・オーアと共に主演する映画で、「スイングの女王」「アリババ女の都へ行く」のデイヴィッド・バトラーが監督したもの。脚本はバトラーとハーバート・ポレジーが共作したストーリーから「陽気な街」のウィリアム・コンセルマンが執筆した。助演は「地獄への挑戦」のアイリーン・ハーヴェイ、「ハリケーン(1937)」のC・オーブリー・スミス及びジェローム・コウアン、初主演のサンディ・ヘヴィルその他でキャメラは「青春問答」のジョージ・ロビンソンの担当である。

1939年製作/アメリカ
原題または英題:East Side of Heaven

ストーリー

ラジオ歌手デニー・マーティンは、あるホテルの電話交換手をしている恋人メアリーと結婚の前夜、百万長者サイラス・アパレットの一人息子から、誕生日を祝する歌を唄ってくれと頼まれて同家へ着いた。その家で彼はサイラス二世の嫁モナに逢った。訳あり気な彼女の話を聞くと、若夫婦は頑固な父親が余りに無理解なので愛児を連れて別居中だが、父親は弁護士を介して夫婦の間に生れた赤ん坊を自分の手許に取上げようとするため、それに反対して争っているのだと言う。デニーはすっかり彼女に同情してサイラスに非難の言葉を浴せた。翌朝メアリーは、デニーが友人ニッキーと同居しているアパートを訪ねると、デニーは放送会社から解雇通知を受取って悲観していた。止むなく彼らの結婚は延期になり、デニーは自動車会社の宣伝「流し歌手」をしながら期を待つことにした。数日後モナは赤ん坊を父親に渡さないため、赤ん坊をデニーの自動車へ置き去りにして姿を隠した。ニッキーと彼は途方に暮れながら、赤ん坊を手許に置くことにした。サイラスの経営する放送会社のアナウンサーのデ・ウルフは、探索の結果、モナ親子の行方不明はデニーの仕業と見て厳談に及んだが、デニーはサイラスに向って、今後息子夫婦の生活に干渉するのを止めれば赤ん坊を渡すと談判して承諾を得る。しかし彼がサイラスとアパートへ帰ってみれば、ニッキーは猿ぐつわをはめられ赤ん坊の姿は見えない。サイラスは非常に怒ってデニー等を告訴すると息まいたが、メアリーの尽力によってデ・ウルフの仕業であることが判り、無事にモナ親子は救い出される。同時にさすがの頑固親父もモナ夫婦に干渉しない約束を結び、デニーは彼の放送会社へ歌手として採用されることになったので、ようやくメアリーと結婚式を挙げることができた。

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