唄う陸戦隊

解説

「踊る三十七年」「お姫様大行進」のディック・パウエルが主演する音楽映画で「化石の森」「就職戦術」のデルマー・デイヴスが脚本を書卸し、「太平洋横断機」「高圧線」のレイ・エンライトが監督に当たり、「お化けトラクター」のアーサー・L・トッドが撮影した。舞踊は最近監督となっているバスビー・バークレーが特に振付している。助演者はラジオ歌手から転向したドリス・ウェストンを始め、「踊る三十七年」のリーディクスン及びヒュー・ハーバート、「春の夜明け」のジェーン・ダーウェル、「スタアと選手」のアレン・ジェンキンス、舞台から来たジョージ・ロックウェルその他の面々である。

1937年製作/アメリカ
原題または英題:The Singing Marine

ストーリー

サン・ディエゴ駐屯米国海兵隊の兵士ボブは唄の巧い内気な青年で、食堂の女給ペキイに恋をしても打ち明けることが出来ない。彼女はかねて望みの新人放送歌手採用のテストを受けにニューヨークへ行くことになったので、マイクを始めボブの友人たちは金を集めて彼に旅費を贈ったので、ボブは休暇を利用しペギイと共にニューヨークへ行った。テストの結果ペギイは落第したが、ボブの唄は素晴らしい人気を博し、早速興行師フィニイは彼を高給で雇った。ボブはペギイを秘書とし、瞬く間に莫大な金を稼いだ。そのため慢心した彼はペギイや戦友たちを疎んじるようになる。やがて休暇も切れて帰隊すると、ボブの隊は上海へ派遣されることになる。フィニイは彼の引留策を講じたが成功せず、結局彼もペギイを連れて上海へ行くことにした。先に着いたフィニイはナイトクラブの設立を企て、ボブの金を全部これに注ぎ込んでしまう。ボブに愛想をつかしたペギイは海兵たちから「陸戦隊の小母さん」と慕われている老婦人の家に同居する。彼女は自活の道を求めてあるナイトクラブの歌手になる。ところがそれはフィニイがボブのために開いた店だった。ボブは小母さんの経営するカフェーが破産しかけているのを知り、何とかして助けてやろうと思うが、自分の金はフィニイがナイトクラブにつぎ込んでしまっているので、そのクラブを小母さんに与えることにした。これを知った戦友たちもやっとボブと仲直りをして彼に喝采を送りボブは再びペギイの愛も得た。

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