唄う超人

解説

「二挺拳銃」に続いて製作されたウィリアム・S・ハート氏作品で、原作脚色監督共に「二挺拳銃」と同じくそれぞれハート氏、J・G・ホークス氏、クリフォード・スミス氏が担当した。主役は「二挺拳銃」「曠野の志士」等主演のウィリアム・S・ハート氏で「懦夫奮起せば」「痴人哀楽」等出演のフィリス・ヘイヴァー嬢が相手役を勤め、「曠野の志士」等出演のゴードン・ラッセル氏、「二挺拳銃」等出演のバート・スプロット氏、「メアリー・ゴー・ラウンド」等出演のジョージ・シーグマン氏及びエドワード・コクソン氏、ルース・ミラー嬢等が助演している。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:Singer jim McKee

ストーリー

ジム・マッキーとバック・ホルデンは金鉱を堀当てようと二年間働いたが彼らの山からは何も出なかった。バックの3歳になる娘メリーのために2人は山賊となって駅馬車を襲った。シェリフの一隊が2人を捕らえに来た時馬も一頭拳銃も一挺しか持たない2人の中バックは腕に怪我をしていたのでジムにメリーを連れて逃げてくれと言った。ジムが去った後で卑怯なシェリフは無抵抗のバックを射殺した。15年後メリーは養父ジムと2人暮らしでストックトンの銀行家の伜と恋に陥っていた。ジムはメリーに着物を買ってやりたいので山賊を働いたが紙幣の番号から彼の罪が発覚したので逃亡した。メリーは酔っぱらった恋人のために銀行の一室に監禁されたので友人のペティーに電話をかけて救助を乞うた。ペティーの父はジムと共に銀行に押し入ってメリーの危急を救った。そこへ探偵と銀行家が来合わせた。銀行家グラスこそ15年前卑怯なシェリフでジムを認めると強盗及びバック殺害犯人としてジムを投獄した。ジムは7年間の苦役も唄い続けて放免されると直ちに山に向かった。グラスは臨終の床でバック殺害を告白して死んだ。ペティー親娘と共に暮らしていたメリーはジムの疑いが晴れたことを悦んだがその行方の知れないのを悲しんだ。ある夕方彼女が馬に乗って山道を登って行った時なつかしい唄声を耳にした。彼女は唄を慕って古びた小屋の辺りにジムを見出した。そして幸福を。

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