「"Winner"」生き残るヤツ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"Winner"
デ・ニーロがまさかの刑事役、ジャンキーにしか見えない容姿にセルピコ刑事のようでアル・パチーノとは違った『セルピコ』を勝手ながらに想像、スコセッシの『ミーン・ストリート』で演じたジョニー・ボーイの片鱗が見え隠れ!?
アメリカン・ニューシネマの類で破滅的に進む物語と主人公かと思いきや、基本的には陽気なキャラで全てが解決に至らない終わり方でもハッピーエンドに思えてしまう不思議な感覚、起きるトラブルをコミカルに解決するように狡賢さと何処か憎めない愛嬌が、コインランドリーでグルグルの刑が地味ながらに笑える。
デ・ニーロよりもチョイ役で『ロッキー』のバート・ヤングが無言の存在感。
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