劇場公開日 1936年3月

アリス・アダムスのレビュー・感想・評価

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4.0キャサリン・ヘプバーンの見事な感情表現が見られる映画

2022年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

大好きなキャサリン・ヘプバーン主演作なので、購入しておいたDVDで観たが、貧しい家の娘が一生懸命に生きる姿を見せてくれる佳作。
購入DVD(ブロードウェイ社製)は『乙女よ嘆くな』であるが、従前からは『アリス・アダムス』のタイトルで知られた作品。⇒アリス・アダムスは主人公女性の名前

キャサリン・ヘプバーン初期の主演作なので、彼女がとても若々しく、『勝利の朝』でアカデミー主演女優賞を獲ったあと、本作では2度目のノミネート。
喜怒哀楽が豊かな女性アリス・アダムスを演じていて、恋する乙女を見事に体現した作品となった。

貧しい家庭という環境の中で、背伸びして社交界に何とか入りたいと願うアリス・アダムスという女性が、他女性と婚約話もある男(フレッド・マクマレイ)と……という流れであるが、全体的には「貧困から来るツラサ」がやや前面に出ている。
しかし、そのツラサを前に出したからこそ、最後にジンワリ来る物語となっており、ジョージ・スティーヴンス監督の演出は見事。

この映画、DVDレンタルされていないので、新品DVDを購入したのに、長期間にわたり放置していたことを反省…(^^;

未見のキャサリン・ヘプバーン出演作は少なくなってきたが、やはり全作品を観たくなる名女優であることを再認識させられた。

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たいちぃ