アテネの夜話

解説

イタリア劇団の名花であり、歌劇界の花形であるリナ・ガヴェリエリ嬢が「女は魔性」等についで撮影したもので、原作はヴィクトリエン・サルドウ氏の「ギスモンダ」に基づいたものである。これをエドワード・ホセ氏が監督して完成した時代劇で、相手は「島に通う男」と同じくコートネー・フート氏である。

1918年製作/アメリカ
原題または英題:Love's Conquest

ストーリー

西暦1500年頃の話である。公爵領主たるアテネの女王ジスモンダは今までに度々多くの貴族や皇子たちから結婚の申し込みを受けたけれども、皆子供が可愛そうだからと言ってこれを断ってしまった。遥か東方の国から来たザッサリア皇子は腹心の家来に申しつけて彼女の息子を獅子の檻に突き落とし、これを亡き者にしてジスモンダと結婚しようと決心した。自分の子が獅子の檻に落ちたと聞いたジズモンダは「わが子を救ったものには国も我が生命も身体もやる」と言う誓いをした。これを聞いた奴隷のアルメリオは憤然起こって獅子を倒し、彼女の子供を見事救い出した。しかしジスモンダはアルメリオが奴隷なるの故を以て誓いを守ろうとしなかった。アルメリオは領土や王冠に対して少しの野心を持っていなかったが、奴隷ながらもジスモンダを深く恋していた。彼は再び身を賭して死地に入り有名な懸賞付きの海賊ファブリクの首を切り取ってジスモンダに結婚を迫った。ジスモンダは彼の雄々しさとその熱烈な愛情とに動かされてついに彼と結婚するに至った。

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