悪魔の花園

解説

プリファード社におけるガスニエ監督の社会劇シリーズの1つで「富者の妻」「貧者の妻」に続いて製作されたもの。エドガー・サルタスの小説に基づき、オルガ・プリンツローとジョセフィン・カークとが脚色した。主役は「活路は輝く」「世界を敵として」等出演のミリアム・クーパー、「ユーモレスク(1920)」「活路は輝く」等出演のガストン・グラス、「良人の危険時代」のルース・クリフォードで、その他新進の、エセル・シャノン、悪役の名手として知られたスチュアート・ホームズ、老名優ジョセフ・スウィッカード等、堂々たる顔触れである。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:Daughters of the Rich

ストーリー

貧しき娘達に裁縫を教えなどしている富豪の娘モードは、富める青年ジェラルド・ウェルデンに求婚されて婚約する。2人はその後パリでサリー・マラコフ伯爵夫人の邸に招かれた。サリーはジェラルドと幼なじみの恋仲であったが、名誉欲の強い彼女の母は2人の仲を裂いて、マラコフ伯爵に彼女を与えたのであった。伯爵はギゼルを愛していた。愛なき生活に不満なサリーは昔の恋人ジェラルドに会って彼恋しさの念つのり、愛人を奪ったモード憎しの念から努めて浮気な伯爵をモードに接近させるように仕向けた。その為ジェラルドは妻を擬解し伯爵と決闘して2人とも傷つく。サリーは伯爵に多額の金を与えて離婚し、ジェラルドと結婚した。その為にサリーはモードからジェラルドに送って来た心をこめた手紙を隠していたが、やがてそれはジェラルドが発見することなり、彼は激しくサリーを責めた。その翌朝サリーは自殺していた。彼女が死ぬ前に認めた告白の手紙によって、モードのジェラルドに対する恨みも消え、やがて2人の仲も昔にかえる日が来た。

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