悪計を見破りて

解説

「野の少女」よりも以前に製作されたベツウッド映画で、ザス・ピッツ嬢の主演である。「眠れる心」「謎の乙女」出演のヘンリー・ウッドワード氏が対手で、原作及び監督は新顔のクロード・H・ミッチェル氏である。「余りに細部に凝りすぎていてかえって全体としての興味をそぐ傾がある。」とはニュース誌の評。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:Seeing It Through

ストーリー

不幸な境遇から家を失うとしたベティー・ロウレンスと母とは、山師のイカボッド・ボグラムが世話をしてやるとの甘言に惑わされた。ベティーはイカボッドの事務所の速記者となるが、ここは実は悪漢の巣窟であった。イカボッドの雇人ボルターは主人から虐待されていたが、ボルターはベティーの友情に慰められていた。ベティーの家の隣に住むジム・カーリントンは彼女を保護することにロマンスを見いだした。イカボッドがベティーの遺産を強奪しようとした時、彼女はジム等の助けを得て、却って彼に法の制裁を与え、ジムに対する感謝の印には、彼女は我が心を彼に捧げた。

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