永遠の0のレビュー・感想・評価
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残酷さを消した綺麗事な戦争物語
ドリパスで映画館上映が実現したので観に行った 祖父が特攻する決断をするまでの葛藤や恋愛物語。 フィクションとはいえこれ程現実を歪めてもいいものか 待っているのは残酷しかない 待ち受けているのは生はない死しかない 宮部が後半精神を病んでいっていることが分かる 生への執着が尽く虚しい夢とちり、自ら特攻を志願する 三浦春馬がNHK特集ドラマ太陽の子で自ら特攻を志願する姿と重なる 上映が終わった後、三浦春馬ファンからの拍手の嵐。 まるでそれは三浦春馬のこの世の去りかたの美しさに拍手をしているかのよう。 戦争映画としては生ぬるく感動者に仕上げたい浅はかな脚本とこの作品を若い者たちが見て何を学びとして受け取るのか甚だ疑問である 三浦春馬さんの追悼には太陽の子と共に見るべき映画
戦争映画かどうかは俺にとってはどうでもいい。 この映画は「戦争時の...
戦争映画かどうかは俺にとってはどうでもいい。 この映画は「戦争時のリアルに欠けている」なんて一番どうでもいい。 俺にとっては一つの時代の中で必死に家族を想い、生きた男とその家族達の物語。 誰かを大切に想うこと。 誰かを自分以上に大切にすること。 死を覚悟してもなお、愛を貫くこと。 凄い男の物語だと感じた。 自分勝手に彼女を困らせてばかりの自分が本当に恥ずかしくなった。 誰かに言われる前に、この映画を見て‥それに気付けて良かった。 恥ずかしさと、悔しさで-0.5の為、☆4.5 (笑)
成功脚色。原作より効率良い語り口。
家族、愛、友情、生死、特攻。 日本人好みのピースを感動一点に目掛けて丁寧に脚色整理した山崎貴、原作より効率良い語り口。 三丁目1と並ぶ成功脚色。 感動の為の装置として戦争や特攻を弄る危険を自覚しつつ支持。 泣いた。
原書を読んでないと、伝わり切らない気はする
当然のごとく、はしょりまくらないと2時間にはおさまらないので、原書を読んだ記憶で間を埋めながら見た。 が、とにかく岡田くんが素晴らしい。 こんなにいい役者だと思わなかった。 ラストシーンなんかゾクッとした。 いらない(やりすぎな)シーンがあるのは残念だけど、岡田くんと井上真央ちゃんを見る価値あり。
EDはB'zの『永遠の翼』と記憶違い
原作未読 百田尚樹氏は満足しているようだし原作に忠実か原作以上の出来なんだろう 2014年3月15日地元のイオンシネマで観た それ以来DVDとかテレビで何度も観た 13年末に公開されたからわりとロングラン大ヒット 三浦春馬自死のためまた観たくなった 三浦春馬の1番の代表作は『君に届け』だと思うが モテない男にとっては『君に届け』の良さがわからず三浦春馬といったら『永遠の0』で決まりだよねってことになる 田中泯を観てたらお爺さんになった三浦春馬を見たかったなと思ったアプリとかじゃなくて 戦争映画の王道 戦争映画の傑作 CGに不満を漏らす者もいるがこれで十分 子供の頃は酷い代物を観せられたから何も不満はない 岡田准一が濱田岳を怒鳴るシーンはゾクゾクしちゃう 新井浩文もいいね 独特の雰囲気を持った役者さん お勤め済んだら自ら去勢して役者復帰してほしい 三浦春馬演じる弟と吹石一恵演じるフリーライターの姉が元日本兵のお爺さんたちにインタビューする形式で話を進めていくのが良い 最後の最期まで岡田くんかっこいいなあ 今も昔も狂気の時代 いつの時代も若者が犠牲になる 生きねば
伝説を作るのは死んだ者ではなく、生き残った者が作り上げるのだということを再認識しました
実話もの。 なので、話がどうしても矮小化されてしまいます。 一言で言うと、実の祖父の生きざまを知ろうとする孫が聞き込みをして回るという話です。 しかしわずかの人数に聞いて回るだけ。それで祖父の生き方を知ったような気がした……というストーリー。 祖母役の井上真央さんの熱演は見事であるものの、それ止まりでした。 涙腺がゆるい周囲の人たちのすすり泣く声は聞こえますが、私としては、なぜこの話で感情移入できるのか、泣けるのか、まったく不思議です。 戦闘シーンにしても、けっこう映像を使い回していて、あれ、このシーン、さっきもあったぜ??? と、興ざめ。 CGの作成費用は高いから予算上やむをえず……なのでしょうけど、疑問でした。 史実では日米両軍とも艦船がうじゃうじゃいるはずなのに、映画に出てくるのは主に日本側の空母一隻だけ。 予算の関係かも知れませんが、これではいけません。 伝説を作るのは死んだ者ではなく、生き残った者が作り上げる作業ですから、その伝説の構築作業そのものとして観れば、たしかに成功していると思えるのですけど。 というわけで、私には「なんだかなー」という感じでした。
戦争は自己犠牲の強制
太平洋戦争の最大の被害者である若き特攻隊員の自己犠牲をドラマチックに描いた感動作。日本映画が漸く一方的な戦争批判の呪縛から解放された視点が興味深い。日本の陸海軍内部の構造不備が一番の問題であろうが、負ける戦争に突入した当時の日本人一人ひとりの責任が大きい。原作では戦争を煽った新聞社の責任を扱うが、映画はそこをカットしている。あくまで戦争に命を捧げる悲劇の物語になっている。ただ、山崎貴の過剰な演出が最期を台無しにしている。男の俳優は軍服姿になれば誰でも様になる。問題は、普段着の男優をどれだけ魅せるかに演出の是非がある。三浦春馬の演出に最も力を入れなければいけない映画なのに、単なる感情の絶叫ではそれを放棄したことになる。岡田准一、染谷将太の演技は素晴らしい。特に岡田准一のヒーロー像は唯一無二のカッコよさであった。
2時間の映画では、伝えきれない!
宮部久蔵は、なぜ特攻で死んだのか? なぜ臆病者と呼ばれ続けたのか? 孫の健太郎は、 真実を解き明かすべく、 久蔵の戦友たちと会い、 取材を重ねていく。 家族を思う気持ち… 教え子を特攻へ送り出す辛さ… 日本軍の人を人とは思わない戦略と言動… 戦時中と現代を クロスオーバーする中で、 当時の久蔵の気持ちに思いを馳せ、 幾度となく、涙する。 最初と最後の戦闘では、 特攻という、生きては戻れない死地、 であることを抜きにしても、 迫力満点のシーンに仕上がっている。 百田尚樹原作の長編小説を読み、 ドラマ版も映画版も見ると、 やはり、2時間程度の映画では、 この小説で伝えたかったことは、 伝えきれない!
宮部さんに会いたい。
戦争映画は、戦艦大和と2作品めです。 戦争時代に宮部久蔵という人がいた。 あの時代に命の大切さを訴えていた人です。 どんな事をしてでも帰って来ること。 家族は待っている。と あの戦争の時代にこのような考え方を持つひとがいたことが驚きでした。 岡田くんが宮部久蔵を上手に演じていて素晴らしかった。 今の平和な時代であれば普通の考え方なのにあの時代は許されない時代だった。 平和な時代が来ることを願っていた。 戦争のない平和な時代を生きている私達は戦争で亡くなった人たちの犠牲のもとに生きていることを知った。 この映画はCGの技術も凄い!と思った。CGなくしては作ることのできない映画だと思った。
戦争映画では無く架空戦記ドラマ。
戦争から目を背けたくなるような負の部分を全部取っ払ってお涙頂戴で薄めた戦争賛美に近い架空戦記の映画です。そういったモノとして観るのであれば王道のストーリー展開や泣かせる心理描写、映像面でも優れたVFX技術が駆使されていて星三つくらいの作品だと思います。しかし、これを原作者の百田直樹はじめ製作者側が戦争映画として作っているというのだからお笑いです。実際の戦争は戦争体験者の証言、手記、どれを見ても悲惨極まりないです。この映画を戦争映画として鑑賞し、高評価を付けている方々は実際の戦争とはどんなモノだったか、公文書を読み、自分で調べてみて欲しいです。戦争にヒーローはいません。戦争にかっこいいなんてありません。
百田尚樹の同名ベストセラー小説を、岡田准一主演、山崎貴監督のメガホ...
百田尚樹の同名ベストセラー小説を、岡田准一主演、山崎貴監督のメガホンで映画化。特攻を美化する訳ではないが、実際にその行動で亡くなられた方々を思うと、、いい作品でした。
山﨑貴初体験
邦画で戦争もの、おまけに「脚本:林民夫」と負荷多めの中、 原作読んでいたのでどうしても見たくなった。 やはりというか当然というか、原作以上の感動は無かったが、 作りとしては良かった。山崎貴監督作は見たこと無いが、 脚本も手入れしてるから思い通りにいったのではないだろうか。 割と原作に忠実なスムーズなテリング。 懸念してた某林氏の影は気にならなかった。 ただ長いね。エンドロール始まってすぐにトイレダッシュ! 同じ映像二度回しとか、ラスト前の回想とか要らないだろ。 絶対30分は短縮できるはず! 他では、宮部(岡田)が特攻に行く動機付けが弱いかな。 健太郎(三浦)が宮部を調べたくなる心境の変化も分かりづらい。 原作読んでたら分かるけど、この中だけの話だと「何で?」と思わないか? あとは、いつも戦争もので一番懸念してる戦闘シーン。 他の戦争映画では訳分からなくなるまでダラダラと流して間延びするが、 今回は端的に映していて退屈せずに済んだ。 今までの戦争映画の中では一番良くできてると思う。 この映画の卑怯なところは、 夏八木勲が出ていること。 もうこの人出てくるだけで涙涙。 しかもかなり語るんですよ。止めてよ、泣かせるの。 田中泯も良かった。彼が宮部を語るシーンが一番洪水だった。 「オレは若いヤツが好きでな…」名シーン。 橋爪功がちょっと元気すぎな気もしたが、 戦争体験者の役はどの人も良かった。
賛否両論ある作品ですが…
演出が少し過剰気味な部分もありましたが、全体としては良く出来た作品だった思います。 怖くて逃げ回っていたのではなく、守りたいもののために生き残りたかった…周りの批判や嘲笑、時代的な事も考慮すると、宮部さんの生き方は凄く勇気が必要だったかと思います。 自分も戦争を直接知らない世代ではありますが、戦争の真実のひとつとして若い世代に観て欲しい作品でした。 戦争を肯定するつもりはありませんが、自分たちの日常はあの方々のお蔭でもある事を忘れてはいけませんね。 やっぱり、他国の批判があろうとも靖国に参拝するべきではないかと思います。
主演、原作、音楽すべて良し。でも・・・。
岡田君の演技は良かった。脚本も良く出来てるし主題歌も勿論良かった。 でもなんじゃろ!?なんか出来すぎるストーリーのせいか、いかにも作り物感があり入り込めず。 個人的には神風特攻隊の悲劇は救いようの無い悲劇でしかないと思う。その辺の思いが邪魔して良い作品だと思うがちょっと・・・。
大切な人と一緒に観たい映画
百田尚樹さんの小説をベースにした作品です。 命の大切さについて考えさせられる映画です。 平和が当たり前にあることのありがたさを感じますし、大切な人をもっと大切にしようと思いました。 サザンの音楽も映画のために書き下ろしただけあって、作品にマッチしていて感動的でした。
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