「原作の魂が映像化に乗り移った!!」永遠の0 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
原作の魂が映像化に乗り移った!!
この映画のテーマは深い。
実際 戦争は上に立つ者が始め
未来のある多くの人を殺した。
そして戦争を推進した者は生き残った。
映画は狂った上の者達ではなく、
心の中で迷いながらも使命に歩む
下の者達を中心に描かれている。
残念なのは終戦後の人々の衣装が綺麗すぎた
どん底に突き落として、あの10倍汚くていい
…が、井上真央さんの怯える瞳に救われた。
とはいえ力作。
物語に95点
映像化に70点
余談になるが木下惠介監督の
「陸軍」という映画がある。
それは戦時中の製作に関わらず
ラストでは「死ぬな」という
強い母のメッセージを描いた。
立場こそ違え生への希望は
当時なら国賊と見られるもので
この映画の主人公と重なった。
強い問いかけは残る。
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