「あっちより、明るいアクション映画!」ホワイトハウス・ダウン shinematsuyamaさんの映画レビュー(感想・評価)
あっちより、明るいアクション映画!
いやあ、エメリッヒ監督、『ID4』以来の傑作です。
この作品、可哀想な事に制作中に、競作となってしまい、よくある事なんですが、後から制作した『エンド・オブ・ホワイトハウス』に先越されて公開されてしまい、全米の興業収入では負けてしまっています。
しかーし! 中身はこちらの方が〝勝ち〟です。
どこが違うか。
ひとつは、メジャースタジオである、こちらの方が、セット、CG、ロケと予算がある分、無理のない丁寧な画作りができています。
もうひとつ、監督も、なんと言っても"アメリカ破壊王"エメリッヒ監督です。これまで、
『ID4(インデペンデンスデイ)』『デイ・アフター・トゥモロー』『Godzilla』『2012』と散々破壊してきました。ホワイトハウスだけをとっても、爆破させたり、沈没させたりやりたい放題でした。その監督が今度は守ってます(とは言ってもかなり壊しますが・・・)
さらに、ここが実は一番重要なんですが、脚本が面白い!
最初から最後まで全くだれる事なく、久々にハラハラドキドキしました。
この映画、一言で言うと『ダイハード』と『ダイハード3』のいいとこ取りです!
『ダイハード』1作目のシチュエーションに、3作目のバディ要素を加えた感じ。良い意味でこれをスケールアップさせていった感じです。
エメリッヒ監督は、観た事もない大惨事を実際に画にしていく事がホント得意です。スケールの大きなアクションが上手いです。ガテン系のマイケル・ベイより、キャラ作りや伏線が上手いです。
いいと思います!
コメントする