「いいゲイリー・オールドマン」ロボコップ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
いいゲイリー・オールドマン
サミュエル・L・ジャクソンの司会によるニュース番組でテヘランのロボット使用状況の生中継が行われていた。米国ではドレイファス法によってロボット兵器の使用が禁止されていたのだが、それを廃案にしようとするタカ派!彼の番組映像はストーリーとともに随所に登場するが、ある意味過激な立場のキャスターなので、最後には反面教師として映る内容だ。
リメイクではあるが、マーフィが死んだと思っていたオリジナルとは違い、妻クララ(アニー・コーニッシュ)は天才医師ノートン(オールドマン)とインフォームド・コンセントを行っていた。しかも重体の緊急事態。夫がロボットになることを認めたのだ。やがて、マーフィは犯罪記録や町のビデオ映像などをインプットされ、脳はオーバーロード気味(笑)。おかげで人間の感情がだんだん無くなっていくのだった。
マーフィは妻子が面会を求めてくるのをかすかに察知し、自分が車ごと爆破された現場に戻り単独行動を起こす。やがて黒幕バロンを殺害、現場に残された指紋により、警察内部で手引きした警官をも射殺する。ロボコップは通信でいつでも操作できたが、警察内部の部長を射殺する寸前でセラーズが止める。マーフィーを殺し英雄化することで、ドレイファス法の廃案を狙ったのだ。
序盤では辻褄を合わせるかのごとく、中国にある工場で作られたロボコップ。さらに、セラーズの好みにより、シルバーの出で立ちからブラックにしたことも画期的。ゲイリー・オールドマンが意外といい人間であったことも驚きだった・・・
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