エリジウムのレビュー・感想・評価
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SFっぽくないSF大作?
告知をたまたま見て、レンタル初日で借りて観た。
世界観やビジュアルは一級品のSF。
だけど、SF独特のわくわくするようなものが伝わってこない。
マット・デイモンがもったいない使われ方。
ジョディ・フォスターの悪女役も中途半端。
悪役も二流のチンピラ程度でぜんぜん迫力がない。
それなりのスタッフと大物俳優、女優を使いきれてないのはなぜ?
意図的にわざと人間のチープ感を出したとしたら、何のため?
全体的に人物の描き方が薄っぺらいのも??
そもそも、作品の構成や作り込み以前に、作り手の強い思いなりビジョンが足りないのではないか?
SF映画に求められる創造性やわくわく感、熱気のようなものがベースにないと、いくらお金を掛けてきれいに作っても感じるものが無い。
ストーリーも展開も先が簡単に読め過ぎてしまうのも残念。
前評判のわりには、途中でダレてしまったし、後に残るものが無かった。
よくよく考えたら、世界観は既視感のあるありきたりの設定。
オリジナリティならオブリビオンの方がはるかに上。
B級作品含めてSFは好んでみているが、劇場で見るには個人的にはもったいないと思えた。
3は付けたが、2に近い。
ヴィジュアルセンスは秀逸
CGを実写像と馴染ませるヴィジュアルセンスは秀逸。実物感が脳を上手くだましてくれてミニチュアで撮られていたころのSF映画を思い出す。ただ脚本、というよりシノプシスの段階で成功の可能性は殆ど無いと思われるほどストーリーの魅力は乏しい。この設定でやりたいのであれば何らかの本質的な謎をもう1つ据えるべきだろう。
脚本には手を出さずディズニー版のスターウォーズなんかを担当すれば案外上手くかも知れなかったのにと思う。
映像の無駄遣い?
エリジウムの映像が素晴らしいのに
地球の住民と、エリジウムの住人の対比が
もっと見れたら面白いだろうに
映像も舞台設定も活用できてない印象です。
SF、アクションなのに、なんだか
山場がなく、物足りなさを感じました。
残念だったー。
クセの無い仕上がり?
『第9地区』では少しクセのある演出とストーリーだった記憶があるが、予想に反して荒れた地球の描写以外はクセの無いストレートなストーリー。自己犠牲のエンディングはキライではなく評価できるのだが、大衆ウケを狙ってこの監督が本当に描きたい内容になっていないのではないかと気になった。
バイオレントを全面
エリジウム:ギリシャ神話で、神々に愛された人々が死後に幸福な生活を送る野とのこと。『TIME』、『トータル・リコール』、『ハンガーゲーム』などレーガン政権以降、富裕層の超優遇減税によってアメリカ市民の将来不安として蔓延り続け、映画のテーマとしても次々とヒットを続ける。アメリカでは貧しい人は虫歯にもなれないという深刻な問題。
テーマ、ストーリーとしての構成はいいが、上記3作品と比してはヒューマニズム性が薄かったのが残念。バイオレントを全面に出すのとこの類のテーマを並列するところにちょっと期待が半減。
ジョディ・フォスターの50を超えても凛とした際立つ美しさは輝きを放ち、何歳になっても同性が羨望する輝く女性の代表格なのではと改めて感じた。知的美の彼女が好きな方は1999年『アンナと王様』が個人的にはお勧めです。
本当にこういう作品を作りたかったのか
『ブレードランナー』の様々な国の文化が入り交じった裏通りのスラム街、『マイノリティ・リポート』のテクノロジーを駆使し整理された都市部など、優れた監督たちは遙か未来であっても、やがて私たちの世界がそうなるのではないかという説得力を持った未来を描いてきた。そして今回、この『エリジウム』のニール・ブロムカンプも優れた未来世界を私たちの眼前に作り出すことに成功している。
本作で登場する、かつては整然としていたはずの都市は、長年の(それも百年単位の)汚れと人口増加のためにかえって雑然となり、サンフランシスコだというのにそこに住まう人々の生活はまるで途上国のそれである。我々がある程度見知っている都市が荒廃し、しかしそこに当然と不法な暮らしを送っている様のリアリティは、百年後の世界を正確に予言しているのではないかと薄ら寒さすら覚えてしまう。優れた未来像を描いているという意味ではこの『エリジウム』も『ブレードランナー』などと並んで記憶されそうなものだが、いかんせんブロムカンプは前作『第9地区』が傑作すぎた。母国のアパルトヘイトを風刺したSFは批評家がこぞって評価するほどの出来だった上、前作は監督が敢えて「ハリウッド的な展開は避けたかった」とこだわり、宇宙人と地球人とのありがちな友情などは描かなかったにも関わらず、今回はあからさまなハリウッド的展開を持ち込んでしまってるが故にどうにもパンチが効いていない。前作同様、人が破裂し主人公が不衛生な状況で手術をするという「痛い・汚い」SFという自身の持ち味を活かしておきながら、他方で何故まるごと前作を否定するようなことをやってのけたのか、エンターテーメント性を考えたのだとしてもあまりにも中途半端ではないだろうか。
ブロムカンプはまだ34歳、丸くなるにはまだまだ早すぎる、尖った作品をもっと世に出してほしいと一映画ファンとしては願わずにいられない。
飽きずに見れました。
飽きずに全部見れて良かったです。
支配層と非支配層、非支配層の反乱、非支配層からのヒーロー登場、最後は自己犠牲。ハリウッドの大好物。この図式は水戸黄門と一緒で面白く感じちゃうようですね。
シュワちゃんのトータルリコールっぽいです。
ブロムカンプ!!
スラムやギャング、運命に巻き込まれてゆく男の悲哀。こう言ってしまうとどの映画も同じになってしまうが、第9地区のブロムカンプ!らしい映画だった。前作の悲しげなエンディングとは違い、多少は救いがあった。
前作ではかわいそうな役所の官吏がクルーガーとしてアクション部門の盛り上げ役兼ストーリーの調整役として活躍。
話の流れの強引さにも拘らず不覚にも泣けてしまいました。
よくできた映画です。
細かいSF的科学的設定が気になることはあっても未来には未来の事情があります(たぶん)。
設定が安易なので最初が退屈
設定の辻褄があって無いので、リアル感がない。始めから退屈で、寝てしまった。よくあるアンドロイドもの。最近の洋画は似たようなものが多すぎる。ほとんど、こんな感じ。時間潰しにはなるけど、何にも残らない。
ニール・ブロムカンプ監督がなんでこんなものを・・・
第9地区の監督ということで興味はもちつつも、予告、あらすじを見ても全くピンときませんでした。きっと面白く無いだろうとずっと見るかどうか迷っていましたが、このモヤモヤを解消するために見に行ってしまいました。
ストーリーは貧乏人が金持ちと喧嘩するよくある話でなんのひねりもありません。
主人公に正義もなく、お金持ちの世界を勝手に踏みにじるだけ。中身は何にもありません。
こんなものにマット・デイモンやジョディー・フォスター、贅沢すぎます。
ニール・ブロムカンプ監督、有名になりすぎちゃって本人の意志と関係なくこんなもの撮らされちゃったんだろうと思い込むしかありません。
山ほどある貧乏人がお金持ち(支配階級)に乗り込んでく系の映画(最近では「トータル・リコール」「スノーピアサー」)を見たことない方やそういうの好きな方ならいいと思います。
ただ、映像だけはすばらしいです。
最初から引き込まれる作品!最後までドキドキと興奮続く!
「第9地区」でかなり衝撃をうけたので、同監督作品ということでかなりの期待を寄せて見に行きました。
あまり期待をしすぎると、期待しすぎて肩すかしなんてことよくありますが…結果は期待以上!
戦闘シーンはリアルさを出しているので残酷な感じが苦手なひとはあまり楽しめないかも知れませんが。
今秋、オススメの1本ですね。
カバの得は友達
エリジウムは理想郷か?どんな病気も治ってしまう。それは人類の理想なのだろうか。人生いろいろあったが100歳まで生きた、とか。大病を克服した、とか。仕事かんばって金持ちになった、とか。自分は他人とはちがう。努力した結果の他人との差別化が自己満足になるのではないだろうか。人生は理不尽で不公平だ。そんな人生の終局で自己満足できればそれでいい。
リアルでハードですが 良かったです
思ったよりも戦闘シーンがリアルで怖さもありました^^;
少しハードでした。
演技も良く、ラストも良かったです。
社会派らしく重たいところもありながら、観ていて納得し、よかったなと思えるラストは良かったです。
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