アフターライフのレビュー・感想・評価
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死に神なのかサイコパスか
リーアム・ニーソンが説教臭い死に神かと思ったら、ただの屁理屈サイコパスでした。
自分勝手な判断で、生きる気力のない者と断じた人々を殺していく。
ただすぐに殺すわけではなく、葬儀屋という立場を利用して、本人の葬儀までの準備期間は生かしておく。
その間、生殺与奪の権利が自分にあるかのごとく彼らと対話し、彼らに人生に対峙する勇気があるのかをテストする。これは死者の世界だと嘘をつき、心理的に追いつめて楽しんでいるのだ。
夥しい犠牲者の写真から推測するに、そのテストに合格した人はいないのだろう。だってみすみす逃したら自分の悪事がばれるだけだから。自分の能力は特別とのたまっているぐらいだから、その辺の話術が巧み。
よくわからなかったのは、リーアムはただの葬儀屋であって、検死医ではなかったはず。そんな彼が、どうやって病院に運ばれてきた者たちを、仮死状態にすることができたのか。
あまりにも主人公の決断力の無さがもどかしすぎて、その辺をきちんと読みとれていなかっただけかもしれません。そして登場人物の誰もが、自分の直感を信じることができずにバッドエンド。主人公が心通わせたはずの少年が、サイコパスの後継者となるおまけ付き。
とにかく、主人公が助かりそうで助からない、後味の悪い映画でした。
バッドながらハッピーエンド
恋人同士の二人としては恐らく最終的には冥土で結ばれただろうからハッピーエンドなのかもしれない。
葬儀屋には胸糞だった
捕まるなり暴かれるなりされて欲しかった。
しかもクソサイコの後継者の少年まで育成されたバッドエンド
死後の世界
付き合っている彼との気持ちのすれ違いから、
プロポーズを別れ話と勘違いしてしまった主人公。
その直後、車の事故を起こしてしまいます。
ベットの上で目覚めた彼女に、男がこう告げます。
「君は、車の事故で死んでしまったんだ・・・」
自分が「死んでいる」ということを受け入れられない主人公。
何とかして逃げ出そうとするんですが、葬儀屋の男に説得されるうちに
「死」を受け入れるようになります。
ところが・・・。
主人公が果たして本当に死んでいるのかどうか?
というのが明確にならず、確信が持てないままストーリーが進んで行きます。
そこが、この作品のキモであり、面白いところですね。
途中でいくつかヒントになるようなシーンは出てくるんですが、
ハッキリとした形で答えが示されないのが良いです。
僕は、主人公は生きていたと解釈しましたが。。。
小品ながら、なかなか面白い作品でした。
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