「タラちゃんワールド全開!」ジャンゴ 繋がれざる者 ハットコックさんの映画レビュー(感想・評価)
タラちゃんワールド全開!
これまたタランティーノ監督の"好き"が全開する作品でしたね!
劇中に流れる曲や、テロップの字体、色彩など、ビジュアルに関しては完全に70年代。そこに現代風の、ある意味"合わない"描写が随所に入るところが良いです!
さて本作は、とある黒人奴隷ジャンゴと賞金稼ぎのドイツ人がタッグを組んで仕事をするという、タランティーノ監督作品にしては、丁寧で分かり易い内容で一安心。2人にはそれぞれ目的があり、順に解決していきます。が!ラストには「あぁ…タラちゃん。」と思わず笑ってしまいました。ジャンルは変わっても、やっぱりタランティーノなのです。そこが良い!これまで扱ってきた重いテーマを痛快に吹っ飛ばしてしまう大胆さ(決して悪い意味ではない)、そこが醍醐味ですね。
新旧折衷。新しいタイプの西部劇で、個人的にはとても楽しめました!
ところで、サミュエル.L.ジャクソンのキャラが完全に『パルプ・フィクション』だったのですが…はい(笑)
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