劇場公開日 2013年3月1日

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「グロいのに笑えるタラタラ長々ムービー」ジャンゴ 繋がれざる者 ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5グロいのに笑えるタラタラ長々ムービー

2014年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

いつもながらに長い・・・けど、やはり面白い!
無駄に長い会話劇は他の映画ならノーサンキューですが、タランティーノ作品はこれがあってこそと思えてしまうのですから、本当に不思議なもので・・・。

キャラ立ちまくりの各人による壮絶な銃撃戦も見応えたっぷりでした。
目を背けたくなるバイオレンス描写の数々も、これまたタランティーノが描いてしまえば何故か笑いさえ込み上げてくるのですから、本当に不思議としか言い様がないですね。

壮絶なバイオレンス描写に飛び散る血飛沫、これぞ最高の復讐劇だ!と思わせておいて、純然たるラブストーリーに仕上げてしまう辺りの意外性も、この映画に感じた魅力の一つでした。
奴隷制度、差別主義と言うアメリカの暗部を描きつつ、黒人奴隷が痛快な復讐劇に挑むだけの内容に仕上げても十分面白かったとは思うのですが、ジャンゴの目的は単純に愛だけと言うね・・・この辺の持って行き方が、私的にはたまらなくツボでした。

題材が題材だけに、きっと本国ではたくさんの批判も浴びたとは思うのですが、それを恐れず己の道を突き進むタランティーノ監督は、やはり愛すべき映画オタクですね。
またしてもコッソリお茶目なキャラで登場したお約束のシーンも、本当に最高でした。

それにしても、味のあるキャラクターを演じた名優4人による演技合戦、面白かったですね~。
特にディカプリオは悪役がこんなにハマるなんて・・・ちょっとビックリでした。

ヴァル