「タランティーノの魅力たっぷり」ジャンゴ 繋がれざる者 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
タランティーノの魅力たっぷり
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南北戦争前夜のアメリカ南部。白人賞金稼ぎの協力を得た黒人奴隷が、奪われた妻の奪還に挑む物語。
タランティーノが描く西部劇。
タランティーノらしく、ギリギリのグロさを魅せるアクションが秀逸な作品ですね。
惨たらしい人種差別の実態をしっかりと描き、西部劇らしく激しいガンアクションを魅せ、カタルシスに繋げる展開は見事でした。
この作品、魅力的なキャラと俳優陣の熱演も見事でした。ジェイミー・フォックス、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン・・・
その中でも、クリストフ・ヴァルツが最高でした。主人公を導く飄々とした凄腕の賞金稼ぎ。その裏に自らの信念に殉ずる覚悟がある、そんな格好の良い大人。
そんな魅力的なキャラであるDrキング・シュルツを、ヴァルツが見事に演じ切りました。
残念な要素で言えば、上記のシュルツが主人公であるジャンゴに肩入れする動機が不十分に感じた事。
また、ラスト前に彼が退場したこと。正直、驚きました。この驚きは、拍子抜けに近いもので、映画に対する評価としてはかなりネガティブに感じてしまいました。
私的評価は4にしました。
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