劇場公開日 2013年3月1日

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「え!165分もやってたの?」ジャンゴ 繋がれざる者 Cyphreさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5え!165分もやってたの?

2013年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

基本的にタランティーノの映画はストーリーはともかく、このシーンはあの映画のオマージュ、この劇伴はなぜ採用されたのか、この役者はなぜキャスティングされたか等々を知っていれば尚更面白いというものなので、敷居は高いっちゃあ高い。
ナントカ賞を獲ったからの話題性だけで観に行ったら「はぁ?何これ」ってなる典型的な映画。
(話題性だけで観に行っていただいても面白い映画は確かにありますよ)

とくに前作と今作は歴史の改変リベンジ編を展開しているので、真面目マトモな方にはおススメ出来ません。

今回もオイラの大好物のサミュエルの叔父貴は、安心と安定の「マダファカ!」を連発してくれていますし、アベンジャーズのフューリーのときとは全然違った佇まいでキャンディ・ランドのスティーブンを憎々しく演じておりまして流石といったところです。

ナントカデミー賞の助演男優賞獲得のクリストフ・ヴァルツの演技も確かに素晴らしいのですが、今回はディカプリオに尽きると思うの。
でも何故かノミネートもされなかった。今回に限らず最近。
まぁ、今作の南部の支配階層としての白人をこんなに迫真に演じられたら、ハリウッド界隈の人たちは彼を仲間とは思いたくないのかもしれないなぁって感じ。他に理由もあるのかもしれないけど。

この映画だけを観てたらちょっと酷過ぎやしないかとも思うけど、ネイティブアメリカンやアフリカから連れてきた人たちにしてきたことを調べると、このくらいの(フィクションとしての)リベンジはいいんじゃない。

とにかくあっという間の165分でオイラは十分に楽しめました。
そして、ここらへんの歴史を勉強してみたくなりました(←ここ重要)

Cyphre