「【厳格なカトリックの家で育った若き女性が、唾棄すべきDV夫を持ったために狂わされた人生と、自身の生き方を回復する姿を描いた作品。アマンダ・セイフライドがラヴレース役を演じた思いを感じた作品でもある。】」ラヴレース NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【厳格なカトリックの家で育った若き女性が、唾棄すべきDV夫を持ったために狂わされた人生と、自身の生き方を回復する姿を描いた作品。アマンダ・セイフライドがラヴレース役を演じた思いを感じた作品でもある。】
■厳格なカトリック信者の両親(ロバート・パトリック&シャロン・ストーン)と暮らす21才のリンダは、若きときに子を産んでいた事で、母親から淫らな娘と思われていた。
その反動で、一見優しいチャック・トレイナー(ピーター・サースガード)と結婚し、性の快楽を教え込まれる。
やがて経済的に困窮したチャックはリンダをポルノ映画「ディープ・スロート」に出演させ、彼女の主演作は全米でマサカの大ヒットを記録する。
リンダは一夜にしてスーパースターになるが、多額の借金を抱えるチャックの、リンダに対するDVはドンドン悪化して行った。
◆感想
・率直な感想は、良くアマンダ・セイフライドはリンダ・ラヴレース役を受けたな、という事である。
私は、彼女の女優根性と、勝手な憶測だがリンダ・ラヴレースがチャックの支配下から脱出した後の、立派な生き方に感銘を受けたからではないか、と思ったな。
・チャック・トレイナーを演じたピーター・サースガードも、情けなく愚かしい男を、流石の演技で演じている事で、この作品にリアリティを齎していると思うな。
・ポルノ映画「ディープ・スロート」は観た事がないが、冒頭、ニクソン大統領がTVに映ったシーンで、ニクソンを辞任に追いやった証言をした謎の男の名が”ディープ・スロート”だったな、と思い出したよ。
<再後半、チャック・トレイナーと別れて、幸せな生活を旦那さんと男の子と送っているリンダ(既に新しい名になっている)の姿と、彼女がたった17日間しかポルノ女優としては活動していなかったのに、長らくその名がポルノ女優として知れ渡ってしまった、と言う点も、栄光と不名誉は紙一重だな、と思った作品である。>
本作未見ですが、「ディープスロート」は観ています(もちろんノーカット版オリジナルで)。本作では「ディープスロート」がどの程度描かれていたのかが気になりますが、女性が自身の生き方を回復する姿を描いているのが主題なら関係ないのか。「ディープスロート」はコカコーラのCMソングの替え歌やポルノ映画なのに主題歌があったりナカナカ面白い部分もありましたよ。返信は不要です。