「童貞映画としても素晴らしい」ペーパーボーイ 真夏の引力 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
童貞映画としても素晴らしい
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主人公が童貞で非常にもんもんとしている感じがとてもよかった。主人公のはるか前を歩いているお兄さんは当然、主人公よりずっといい思いをしていると思っていたら全く違って苦しみもがいていた事にびっくりした。
うだるような暑さが画面から伝わってきて、それがいろいろな意味で逃げ出したくなるような暑さであったことが映画の内容に非常にシンクロしていて素晴らしかった。
クライマックスで急にサスペンスフルな展開となってドキッとした。あの場面では童貞ではなくなっていた主人公が、一人前の男としてしっかりしているところがとてもかっこよかった。
素晴らしい映画だった。
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