キャビンのレビュー・感想・評価
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底知れぬチャレンジ精神
内容と言う内容がない本作だが、
作り手のチャレンジ精神には驚くばかり。
この作品は
既存のホラー映画に対する挑戦状だ。
「こんなこと誰も思いつかないだろ?」
とニヤニヤしている製作陣の顔が目に浮かぶ。
しかし従来の作品への
リスペクトも忘れず、サービスたっぷり。
ここらへんの「斬新」と「伝統」の
バランスの良さも魅力の一つ。
終盤のエレベーターのシーンは
ほとんど、と言うより完全にギャグだろう。
人が死ぬシーンであそこまで
笑ってしまう映画はそうそう見かけない。
投げっぱなしのオチも最高だ。
超くだらないが、愛すべき作品。
ネタバレ厳禁。
予備知識なしで観るのがベスト。
ホラーへの皮肉交じりの応援映画
奇想天外
最高!
なんだこれは?化け物パーティーか?
予備知識なしでこ鑑賞がオススメ
興奮した!
ホラー好きにはたまらない作品。
随所に「死霊のはらわた」などのオマージュを感じさせる。設定も斬新で、ここまで驚いた作品は久しぶり。 映画の冒頭は良くありがちな形だが、所々に不穏な空気というか、なぜ見張られているのだ?
と観るものを不安にさせるシーンがある。
若者達の乗る車が目的地周辺の場所に来た時、その場所がとんでもない場所で、もう逃げることが出来ないと分かる。
そうなのです。その場所は、シールドで覆われていたのです。もう中に入ったら終了。
そこは、全てを監視されている所で、定番のホラー映画のシナリオどうりに事が進むように操っているのです。で、本当にゾンビとか「ヘルレイザー」のピンヘッドみたいなやつとかを作っているんです。
それは、単なる異常者の趣味ではなく、大勢の人間が働く組織として機能しているものなんです。
なぜ、実際に人を殺すのかは映画の核心に触れるので言いません。
映画の終盤は冒頭と全く異なる雰囲気になり、ラストは「ミスト」と同じ位の衝撃!
是非観賞してみて下さい。
チーーーン。
非常に良かった。
『5人の若者、バカンス、人里離れた場所に建つ山小屋。
あなたが今、考えた…その予想は、絶対に裏切られる。』
本作の紹介文を裏切らない構想、設定。
全てのホラー映画を包括かつ凌駕する設定に只々感服。
終始ゲラゲラ笑いながら観ていました。
また奇抜な構想、設定で話の展開は残念という竜頭蛇尾な流れにはならず。
ベタかつメタ的な要素を入れつつ、不謹慎なネタも入れつつ。
非常にバランス感覚に富んだ作品だったと思います。
特に終盤の或る場面。
都会の生活で見慣れた風景が文字通り『扉を開けてみると』阿鼻叫喚。
執拗に繰り返される同じ構図にグッときました。
その直前の硝子収納ボックスも豪華絢爛で良かった。
アレはアレの…とか。
アレは何がネタ元か分からない…悔しい!!
といった、このジャンルが好きであれば好きな程に惹き込まれる作品でした。
やはり奇抜な構想や設定からもたらす大きな肝となる本作。
予告編、口コミ等の全ての関連情報をシャットダウンして観ると一番楽しめるかと。
そして鑑賞後、アレはアレだったよねと談義するとより楽しみが増すと思われます。
オススメです。
凄まじい!
大きなホラー
よく考えたらよく出来てます。 翌日以降にじわじわくる…。
最初にまず、言います。
予告とかあらすじとか、映画の詳細について前情報は空っぽの状態で、観てください。
私の場合は、〝全米で話題になった〟とか、クリス・ヘムズワース見たさで興味持ってレンタルしたので、さほど期待はしていませんでした。
(ジャケットの感じから失礼ながらあんまり期待してなかったので)
マルチレイヤースリラーって何?くらいのレベルで、映画観てる人間なので、ちょうどよかったんでしょうね。
私個人で感想を言えば、日本の映画館で千円近く出して観る作品じゃないけれど、日本より映画館に行きやすいアメリカでの場合を考えたら※…アメリカの方のおおらかさを考えたらヒットしたんだろうな、と。
※ 映画代が安いらしいです。
日本は高いし、映画館に行きやすいかどうかの意識がアメリカとは違うとどこかで読みました。
文化の違いですね。
…日本で、たくさん映画観て、ハリウッド大作に目が慣れてる人には分からないシュールさなんじゃないですかね?
頭から白衣の人間が出てくる時点で、この話はホラーじゃないですって警告されてますし。
なんだろう?なんだろう?
…なんじゃこりゃ?って思いながら最後まで観て、作った人の意図するところを考えながら思い返してみたら、コメディではないだろうか?…というのが私の見解です(^_^;)
観た後はいろいろ思い返してるだけでモヤッとしてるんですけど、翌日にあの映画は映画ファンを自称する人ちへの風刺なんじゃなあのか?って仮定して思い返したら、全部しっくりきました。
やっぱりコメディです。
クリス・ヘムズワースも見事に笑を誘う役どころ。
ところどころ差し込まれる日本含めてツッコミどころの多いモンスターたちも、そう考えたら納得です。
二度見まではしませんけど、
〝映画業界って最近どうなの?〟
〝観る側の要望に応えようとしすぎじゃないの?〟
〝お客様は地底に眠る見えないモンスターです〟
って声が聞こえた気がしたよ。
古き映画へのオマージュと映画の定番パターン、予想外の展開を求める視聴者への愛と皮肉を込めて…。
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