「プリキュアで仮面ライダー(平成版)をやったら…?」劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語 はち公さんの映画レビュー(感想・評価)
プリキュアで仮面ライダー(平成版)をやったら…?
何やら人気らしいのですが、近所の映画館ではやっていないので遠征のついでに見てきました。
10年ほど前にヲタクをしていた時代であれば、あるいははまっていたかも知れません。
「魔法少女」と言ってもサリーちゃん・アッコちゃん系ではなくセーラームーン系の闘うヒロイン物。
内容的には、それほど目新しい要素がある訳ではありません。ですが、勧善懲悪設定ではなく、キャラクター間の抗争や誕生の謎といった内容を変身ヒロイン物に持ってきたという点では新鮮味のある作品かと思います。
主人公が不思議な生き物途であって即変身…という流れにならないのは、従来型のヒーロー・ヒロイン物の逆を行ったという感じで、玩具展開の縛りのない青年以上をターゲットにした作品だから出来たという事かもしれません。
何の予備知識も無く見に行った訳ですが、ラストのキュウべぇの台詞に思わず「なるほど」と…
振り返れば、平成仮面ライダーシリーズもバトルロワイアルと融合させた仮面ライダー龍騎など、それまでになかった要素を取り入れて拡大して来ました。
ただ、この「青年男子向けの闘うヒロイン物」というニッチな市場をターゲットにした本作がエポックメイキングとなることが出来るのか…?
幼年向け作品への逆流入等も含め、本作で終わってしまうのか次への展開があるのか、興味のある所ではあります。
アニメに抵抗のない人であれば楽しめるかと思います。
コメントする