ツナグのレビュー・感想・評価
全75件中、21~40件目を表示
松坂桃李さんがスターダムを駆けあがっていく中、樹木希林さんが見事にサポート役を果たした作品
初主演、松坂桃李を取り囲む共演者の顔ぶれが凄い。この布陣を観るだけで当時の東宝の新たなスターを生み出そうという経営方針が分かる(貶していません)
桐谷美玲、橋本愛 という当時注目株の若手女優陣から遠藤憲一、本上まなみ、浅田美代子という安定した中堅実力派、登場シーンは少ないがベテラン、八千草薫、仲代達矢が脇を締める。
辻村深月さんの原作はベストセラーだったので、そこに映像をどう被せてくるかが楽しみだったが、平川監督が脚本デビュー作だったことと東宝の意向もあり、余り冒険をしなかったところが少し残念でもあった。
が、それを原作を尊重した映画と称賛した方も多かった記憶がある。
<2012年10月13日 劇場にて鑑賞>
甘えんな!おっさん
ごめんなさい。甘えてました。甘えついでに“ツナグ”という職業の方がもっと多くなってくれればと願うばかりです。
凍るから危ないね。と人ん家の蛇口を閉める御園奈津(大野いと)。演劇部の親友でライバルでもある嵐美砂(橋本愛)との通学路での出来事。このときの御園がとても良かった。女子高生の素直さ、彼女には「桜の園」の主役を与えてあげたくなりました。タイプはまったく違う二人だったけど、ついおっさん目線で見てしまう。
桐谷美玲も良かった。これもおっさん目線になりますが、田舎から家出してきた純朴な少女。だけど後から話を聞くと、風俗に行く覚悟してたってんだから、世の中わかんないものだ。
仲代達也もいい。「目に見えてるものだけが真実とは限らない。そんなときは心で見るんだ」と歩美(松坂)に言うところ。あぁ、コンフィデンスマンと同じなのね・・・
ほっこりする
これまただいぶ昔に見た記憶に残る作品。
松坂桃李の演技が好きで、無機質な役が多かったこの頃、ちゃんと感情のある、でも不器用なやり取りのこの作品が、印象深かった。
ツナグ、見て損のない作品です。
ツナグ:大切なことは心で見るんだ【邦画名言名セリフ】
【ツナグ:おすすめポイント】
1.とにかく原作 - 辻村深月『ツナグ』(新潮文庫刊)が素晴らしい!!!
2.第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を取った渋谷歩美役松坂桃李がとても良い!!
3.主役を囲む脇役の俳優陣が凄すぎる!
【ツナグ:名言名セリフ】
1.渋谷歩美役松坂桃李の名言名セリフ
→「僕が使者(ツナグ)です」
→「父さんと母さんが死んだ本当の理由って何?」
→「駄目なんだ一回だけって決まりだから」
2.土谷功一役佐藤隆太の名言名セリフ
→「僕が騙されていて今でもどこかで生きてくれてたらそれでいいんです」
3.嵐美砂役橋本愛の名言名セリフ
→「死んだ人に会わせてくれるツナグって人がいるらしいんだよ」
4.秋山定之役仲代達矢の名言名セリフ
→「大切なことは心で見るんだ」
【ツナグ:個人評価=★★★★】
★★★★★:今すぐ観るべき‥人生を生きる為の何かを教えてくれる貴重な映画
★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも何かを与えてくれる大事な映画
★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては全く意味を持たない普通の映画
★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画
★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
まあ、内容は想像どおり。 悪くもない、ゆっくり観れる。 観たきっか...
まあ、内容は想像どおり。
悪くもない、ゆっくり観れる。
観たきっかけは、
悪人を見た後、樹木希林が切なくて…もっと樹木希林が見たくて…( ᵕ̈ )
よく2時間以上もこんなにつまらん作品を作ってくれました。 中途半端...
よく2時間以上もこんなにつまらん作品を作ってくれました。
中途半端なファンタジーです。受け付けない。
(死者とホテルであって触れ合うこともできる。ファンタジー感ゼロ)
フェリー事故で死んでたら、ニュースになってわかるでしょ笑
映画の半券といっしに、ポップコーンの箱をとっておくというのもズレてる
鏡を見て血吹いて死んだのか?
雨の中佐藤隆太を諭す松坂桃李の大根ぶりは必見!
桐谷美玲の演技もスカスカ。
(桐谷さんは女優向いてないんじゃないかと思います)
泣ける。
泣くところが随所にあって楽しめた。
でも「長男の心得」では時代錯誤な感じが否めなかった。長男の立ち位置とか病気の宣告義務とか今とは違ったから…
「親友の心得」はぞぞぞっとした。御園の言葉をそっくりそのまま嵐が歩美に伝えたときの変わり様よ。からの嵐の乱心。演技がとにかく凄かった。
あと…なぜ桐谷美玲??
不思議さが全くない!!
SFファンタジーなのに、死者が現れても不思議な感じが全くしないのは致命的だと思います。何か軽いのにテンポが悪く長いです。ハートフルな物語なのに、基本仏頂面の松坂桃李にはあまり使命感も感じず好感を持てませんでした。本作のキモである橋本愛と大野いとの女子高生パートはやはり良いです。桐谷さんはどこ映画でも演技が一緒ですが、普通に喋って欲しいです。ラストに「最上のわざ」という詩を朗読するのは、取って付けたような感じで違和感がありました。
ものすごく奥深い映画
感動しました。泣けました。
私にはまだ死んでしまって会いたいと思う人がいないけれど、生きていくうちにそう思う人ができるのかもしれないと思いました。人は人と人との繋がりが必要不可欠で、様々な思いを様々な人に抱えて生きていくんだなと感じました。誰かに迷惑をかけることも必要だし、誰かに頼られることも必要だなぁと思いました。
松坂桃李くんと橋本愛ちゃんの演技が最高でした
うーむ。
わたしの悪い癖。ながら見をしていたからか、なんかグッと引き込まれなかった。(もしくは引き込まれなかったから、ながら見をしてしまったのか)
非現実的な設定と、ルールの話。
再会するって、凄いことなのに、その割になんか薄い。
樹木希林と松坂桃李の食卓のシーン。
そこだけよかったかな。笑
原作を先に読んだ
原作モノの映画ばかり、しかもその原作をどうしてこんな風にしちゃったかな?と頭を抱えたくなる映画ばかりの最近の邦画だけれど、たまにこういうのがあるから油断できない。
原作を先に読んで興味を持ったので見てみたのだけど、下手なアレンジを入れず、原作を可能な限り丁寧に映像化する作りがとても良かった。尺も長めにとって、とにかく丁寧。
俳優陣もみな上手く、安心してこの世界に浸れた。
圧巻は橋本愛。あのシーンでは鳥肌が立つほど圧倒された。
ただ・・・俳優陣ということで言えば、桐谷美玲だけはちょっとww
嫌いな人じゃないんだけど、このメンツに混じるとやっぱり演技は浮きまくってしまうな。
松坂桃李も存在感があって良い役者だったけど、とにかくこの映画は橋本愛のあのシーンに尽きる。
そもそも原作だって「親友の心得」のあのエピソードがなければ、"ちょっと良い話"程度でそれほど記憶に残る小説じゃなかったもの。
あのエピソードはどちらが悪いと即断できないからこそ、やり切れなくて残酷なのだけど、映画ではほんのちょっとしたセリフ、役者の演技で印象がどちらかに大きく振れてしまう。
だが映画でも、その微妙すぎるさじ加減を、きっちり細心の注意を払ってされていた。
だから橋本愛のあのシーンは辛いな~。
・・・
上で桐谷美玲が浮いてると書いたが、もう一度原作を読んで改めて見ると、元々日向キラリという人物がけっこうつかみ所がない素っ頓狂なところがあるキャラだということを思い出した。
そうして見ると、映画の桐谷美玲も、そう大きくは外してない気もする・・・
全75件中、21~40件目を表示