「心温まる優しい作品。この一年で観た映画の中で一番いいです。」ツナグ 映画大好きさんの映画レビュー(感想・評価)
心温まる優しい作品。この一年で観た映画の中で一番いいです。
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脚本・演出・役者さんたち、全てが素敵でした。
優しくて、リアリティのある、観手に訴える内容です。
私は大切な人を亡くしたので、この作品の中で語られる、いくつもの背景やストーリー・言葉を、自分ごとのようにありありと理解することが出来ました。
だから、何回も泣いてしまいました。
本当に「ツナグ」の人達がいたら私も頼みたい。
だけど、本当にはいなくても、作品の中で語られる言葉が、残された者(生者)に対して、とても救いになっていて、温かく救われ慰められ、希望・未来に生きていけるように励ましてくれるものでした。
奇しくも、今となっては、「ツナグ」の樹木希林さんも他界されているのが、より作品に深みを増させているのかもしれません。
ありがちな、「死者は実体がないから触れない」「魂だけの存在」とかではなく、きちんと死者に姿・形があり、死者と生者がお互いに触れ合うことが出来て‥というのがすごく良かった。
死者も生者も対等です。
死者たちは、普通にリンゴを向いていたり、お茶を出していたりしましたもんね。
観ていて嬉しかったです。
どこまでも、温かく、優しく、死者のことも・残された生者のことも、癒しく慰めてくれるような内容でした。
もう2012年、今から7年も前の作品なのですね。
観れて良かったです。
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