劇場公開日 2014年1月10日

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「上腕二頭筋に埋められた頭脳・・・二人」大脱出 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5上腕二頭筋に埋められた頭脳・・・二人

2020年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

 元検察官というオマケがついてる、スタローン演ずるレイ・ブレスリン。序盤で軽くジャブを打つかのごとくコロラド州の刑務所を脱獄してみせる。14回の脱獄?彼は驚異の頭脳と強靭な筋力のおかげで達成するほどのセキュリティ・コンサルタントなのだ。しかし、本来の脱獄常連者だったら、もっと細身で軽やかな俳優がいいと思ったが・・・まぁいい。

 今回の依頼主はCIAだというが、何となく怪しい雰囲気の女性。セキュリティ会社の社長は「大丈夫だ。CIAに電話して確認した」とか言う。ますます怪しい。レイとしても高額報酬のためにしぶしぶ引き受けた感じだったが、あっという間に拉致され、埋め込まれたGPSもあっさり削り落された。そして予定通り監獄へ。ここはいったいどこ?

 奇想天外な近未来的・絶望的な刑務所。しかも民間運営だという。本当に抹消したいテロリストたちが収監される完璧な監獄。それでもめげないレイ。ポルトスという偽名を与えられるのだが、その名前にピンときたアーノルド・シュワルツェネッガー演じるエミル・ロットマイヤーが近づいてくる。敵対するもお互い何かを感じ親友となるところもいいし、二大巨頭が殴り合うという滅多に見れないシーンもいい。そして謎の名前、マントハイム?

 脱獄には内部協力者と外部協力者が必要!そして施設への鋭い観察力と看守の行動も把握するという。まずは現在地がどこかを調べるために軽~く外へ。驚愕の事実。そして、こんなところに助けは来るのか?罠に陥れた人物とは?などなど、スリリングで迫力満点のてんこ盛り状態だ。中盤とラストにその秘密が・・・と楽しませてもらったけど、元検察官ってところで驚いて口あんぐり状態で見てしまいました。見たことあるのに、完全に内容を忘れてた。

kossy