「本物のフランス。」大統領の料理人 うたひめさんの映画レビュー(感想・評価)
本物のフランス。
「フランス人は10着しか服を持たない」という本の中に、「フランス映画では女優さんだって同じ服を着てる」と書いてあってホントかよと思ったのですが。。
ホントでした。
いや、お洋服は同じじゃなかったかな?カトリーヌ・フロさんのネックレスが同じスタイルだったんです。毎回違うつけ方をするのではなく、長めのネックレスを結ぶようなつけ方(?だったと思う)を貫いていた。
スタイルを崩さないリアルなフランス人気質が見られて、本物のフランス映画なんだなって改めてつまらない納得をしました。
そんなフランス人だからこそ、女性シェフに仕事を盗られたと思い嫉妬する男性シェフをみると「こりゃしょーがねーなー」という気持ちになります。最後まで折り合いがつかないというのも現実的。
さすがのフランスでも、史上初の女性シェフは受け入れられないんですもんね。
お互いの仕事に敬意を払える社会って幻想なのかしら?
意思を貫く生き方を教えてくれる逸品でした!
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