「ソースだけでも。」大統領の料理人 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ソースだけでも。
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公開時に観逃した作品が舞い戻ってきた。見るのも食べるのも
大好きな自分には夢のような作品。まさにフランス版料理天国。
ミッテラン大統領時代に2年間プライベートシェフを務めた女性
シェフの実話をモチーフに、よだれが落ちてくる料理がズラーリ。
料理中心の作品が美味しく描かれていないと怒る私も大絶賛!
素材からソース盛りつけに至るまでシンプル且つ大統領の好みを
反映させた料理のまぁ見事な出来栄え!ソースだけでも舐めたい。
しかし命題は、その栄誉ある仕事に疲れ果て、今は南極調査隊の
シェフとなった彼女の姿を追いながら、再出発を図る今後の野望を
丁寧に描く後半。料理人というよりも料理芸術家の域にいる彼女、
自分だけの料理を作りだすには自由に作れる環境が必要。という
ことが、悠々余生を目指すトリュフ畑に反映されているのも魅力。
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