「ズボン穿いてください!」モネ・ゲーム kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ズボン穿いてください!
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間抜けなフリを貫けば、いつかは道が開ける。といった感じのクライム・コメディ。途中でオチはわかるものの、アラン・リックマン演ずる成金男をギャフン(死語)と言わせることができる痛快さ。もっとも、かれはギャフンとは言わずに名作だと信じて裸で鑑賞する日々が続く。
能天気なカウガールを演ずるキャメロン・ディアスも素敵なのだが、贋作画家の少佐(トム・コートネイ)も渋くていい演技。彼の語りで物語が進むのだが、詐欺の片棒を担ぐにはこれくらいの男じゃなきゃ無理なんだろうなぁ。嫌味な億万長者もさることながら、印象派の鑑定は素人のはずのザイデンバウバー(スタンリー・トゥッチ)も人を小馬鹿にするタイプ。一見すると間抜けな日本人ビジネスマンも最後には協力者だとわかり胸がスーッとする。途中は、また日本人がハリウッドで馬鹿にされてると感じてたのに・・・(笑)
もう一人の日本人、18年前にオークションでシャバンダーに競り負けたアキラ・タカガワ(伊川東吾)も大活躍?まだまだ日本の経済力が認められてた時代だったんですね(7年前の話なのに)。
もうひとつ最後にポツンと、ドナルド・トランプというピカソ好きの男がテキサスにいるって話が出たときには笑った。まだ大統領になる前の話だけど、金の亡者というイメージは当時からあったのですね・・・
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