「役者魂に首を垂れる」モネ・ゲーム とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
役者魂に首を垂れる
リックマン氏と言い、ファース氏と言い、確固たる地位を確立している大俳優。
だのに、映画的に必要とあれば、あんな格好までなさるのねえ。感服。
お二人が、悪乗りして演じていらっしゃるのだろうと想像して、感激してしまった。
リックマン氏の背中の三角形が拝めて、それだけでも価値のある映画。お洋服を着ていらっしゃるときには、長方形の体幹を想像していましたが、意外に(失礼)、三角形で感動してしまいました。
とはいえ、映画としてはいまいち。
一転、二転、三転と「ええ~っ!!!」という展開。一転、二転まではなんとなく想像できたけれど、そこで終わっていれば、私的にはもう少し高評価なのだけれど、う~ん、3転目で、ちょっと白けてしまった。
なぜかというと、シャバンダーがそれほど悪人に見えなかったから。ディーンの想像の中のシャバンダーは結構ひどいのだけれどね、現実の戻るとそうでもない。もっと憎々しかったら、ディーンに共感できていたんだけれども。だからスカッとしませんでした。残念。
元の映画は未見。だからかしら?
とはいえ、主要3人以外にも、ホテルマンがいい味出していて、おかしい。
役者の技を堪能する映画です。
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