「ビーバーに恐怖が湧いてくる」それでも、愛してる グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
ビーバーに恐怖が湧いてくる
鬱病の会社社長ウォルターが、ごみ箱から拾ったビーバーのパペットを着けたとたん…。ジョディ・フォスター監督、2011年の作品です。
なにしろビーバーなりきり男の話。まるっと収まるファミリー物と思ってたら、とんでもなかったです。かなりの重量級、メル・ギブソンが凄いです。
あたかも命を持つかのように振る舞うビーバーにジワジワと恐怖がわいてきました。自分を受け入れることは難しい、でもそれしか無い、本当に。
熱を帯びた息苦しくなるような展開にもイガイガした気分にならなかったのは、主人公の妻も演じているジョディ・フォスター監督の冷んやりした気配が作品を包み込んでいたおかげかな。いつも素敵だなあと思います。
アントン・イェルチンとジェニファー・ローレンスもさすが、繊細で良かったです。
スクリーン右上のマークを見てハッとしました。フィルムの上映観るの、久々な気がして。
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