「原作はどうなんだろう」悪の教典 kalichan88さんの映画レビュー(感想・評価)
原作はどうなんだろう
クリックして本文を読む
原作は貴志祐介の同名小説。表向きは人のいい高校教師の蓮実だが、実はサイコパスで幼少時から人を殺してきているという設定。人を利用し、立場が悪くなると相手を殺す。
色々観ていて疑問が出てくる。まず、主人公蓮実が何故人を殺すのかが分からない。不都合になるから殺すのか、殺さないとやっていけないような症状が出るのか、それが楽しいから計画的にやってるのか、その辺が全く見えてこない。蓮実が賢いのか馬鹿なのかも分からない。あれだけの人数を猟銃で撃つには相当の数の銃弾を持ち歩かなければいけないが、カバンも何も持っていないので、どこに入れてるのか気になって仕方がない。警察が来るのが遅すぎる。そんなに短時間でクラス全員を殺して、美術教師の偽装自殺までセッティングできるわけがない。猟銃は撃ってから構えたり弾丸を詰め替えたりに時間がかかる。なのに生徒は誰一人蓮実に反撃をしなかった。(実際に銃で狙われたらそんな気にならないのも分かるのでこれは仕方ないかな。)ハーバードを出てアメリカの会社で働いていた割りに英語が下手。(まぁこれもしょうがない。)
そんなに簡単に高校教師になれるのか?
原作はどうなんだろう。本を読まなければ分からない映画なのか。
前半はまぁいいとして、後半でだいぶモヤモヤした。
コメントする