「我ら時給制バイト戦隊、エイトレンジャー!」エイトレンジャー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
我ら時給制バイト戦隊、エイトレンジャー!
格差激しい荒廃した近未来都市“エイトシティ”。街を支配するテロリスト“ダーククルセイド”に、7人のヒーロー“エイトレンジャー”と伝説のヒーロー“キャプテン・シルバー”が立ち向かう!
アイドルグループ“関ジャニ∞”がコンサートなどで披露していた戦隊パロディ・ショーを映画化。
関ジャニ∞の名は知っているけど、メンバーの顔と名前を一致出来ない僕…。
何故見たかと言うと弟がレンタルして来たので、暇つぶし程度に見てみようかなと。
本当に暇つぶし程度の内容だった。
とにかく漫画やアニメの世界である。
設定もストーリーもリアリティの欠片も無く(元がパロディだから当然だけど)、ベタなギャグとゆる〜い展開で進んでいく。
監督は堤幸彦、「トリック」のような遊び心…いや、悪ノリ演出でそこそこ笑わせる。
関ジャニ∞が演じる“エイトレンジャー”となった7人の若者たちが、まるでやる気ナシ!
正義の行いよりも、自分の事やお金の事で頭がいっぱい。ヒーローとしての活躍もバイト感覚。時給制だし(笑)
勿論、そんな7人が次第にヒーローとして自覚していくんだけど、何処までもやんちゃな今時の若者たち。身近なヒーローってやつ?
周りを無駄に豪華な面々が揃う。
中でも、キャプテン・シルバー=舘ひろし!クールに演じれば演じるほど笑いを誘う。あぶ刑事ネタはこの映画一番の爆笑ポイント。「昔、似てるって言われたんだ」(≧∇≦) それにしても、最近すっかりコメディの印象…。
普段明るいベッキーがクールな女刑事。ベッキーは結構好きだから良かったけど、演技云々はまた別の話。
ヒーロー協会理事長に石橋蓮司、ダーククルセイド総統に東山紀之、その総統と関係ある警察庁長官に竹中直人…本当に贅沢に使い過ぎ!
一応主役である横山とキャプテン・シルバーが実は○○であったり、女刑事ベッキーが実は○○であったり…すぐ予想つく。正直、特別何か得られる訳でもない。
でも、こんなんで映画かよ!?なんて、いちいち目くじら立てぬよう。
だって、これはファンの為のファン祭り。
もし見る機会があったら、暇つぶし程度に見てればいいのだ。