「「愛をください」と全身で叫んでいるようだった」隣る人 ハクタカさんの映画レビュー(感想・評価)
「愛をください」と全身で叫んでいるようだった
モザイクなしでこういう内容のものを映画として流していいの?と、最初は興味本位でこの映画を知りました。
たやすく使える言葉ではないが、子どもたちにとって「愛」がいかに大切かが伝わる映画でした。
テロップやナレーションによる解説、BGMなど一切なくとも、ものすごくよくわかりました。
10歳の誕生日の場面。
涙が静かに溢れた。
何も解決しないけど、悲しい涙ではなかったから、不思議だが、心がスッキリして映画館を出た。
現在公開中の『かぞくへ』という映画の上映後の舞台挨拶で、監督が「今の時代、家族という文字に当てはまらない関係があると思う。」とお話しされていたが、正にそれを表した映画でした。
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