「「野のなななのか」と対になる作品」この空の花 長岡花火物語 ykonoさんの映画レビュー(感想・評価)
「野のなななのか」と対になる作品
関西公開初日に観て以来,その後何回か劇場で観てる.良くも悪くも評判聞いていたが、予想のはるか斜め後ろの虚数倍を行く、もはやフィクションなのかドキュメンタリーなのか、映画なのか。大林宣彦作品らしく好き嫌いはっきり分かれると思うが、これは観とくべき.
CGで何でも可視化できる時代に「声(言葉)」の映画と事実上宣言する潔さ.想像力こそが人の知性として「想像しろ」という強烈なメッセージが,「3.11にショックを受けた」と言って次々に東北にカメラを持ち込んだ凡百の監督たち(e.g. 園子温)とは一線を画している.
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