劇場公開日 2012年5月12日

「1945年7月20日にアメリカ軍が長岡市に模擬原爆(長崎のファット...」この空の花 長岡花火物語 ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 1945年7月20日にアメリカ軍が長岡市に模擬原爆(長崎のファット...

2025年8月13日
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鑑賞方法:VOD

1945年7月20日にアメリカ軍が長岡市に模擬原爆(長崎のファットマン型)を投下したという知られざる事実を明かす社会派映画でありながら、空襲で命を落とした少女の魂が一輪車に乗って現代に現われるファンタジー・セミドキュメンタリー。
現代パートの2011年の夏、主人公の地方紙記者は東日本大震災の被災者をいち早く受け入れた長岡市を取材するために訪れる。

出演は
遠藤玲子(天草の地方紙記者)…松雪泰子
片山健一(高校演劇部指導教員)…髙嶋政宏
元木 花(高校演劇部員)…猪股 南(国際一輪車大会で優勝)
井上和歌子(長岡の新聞記者)…原田夏希
野瀬清治郎(伝説の花火師)…柄本 明
元木リリ子(花の母親・現在)…富司純子、他。
引用↓
本作『この空の花 長岡花火物語』(2012年公開)の撮影直前に東日本大震災が起きた。それまでの大林映画も「戦争」が常に大きな要素として存在してはいたが、はっきりと戦争を中心的主題とする映画は、本作以降作られるようになった。本作と『野のなななのか』(2014)、『花筐/HANAGATAMI』(2017)を合わせて「戦争三部作」と言われる。さらに遺作となる『海辺の映画館―キネマの玉手箱』(2020)まで、すべて戦争を正面からテーマとして扱った。

ナイン・わんわん
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