「映像は凄い」天使のたまご 零零2015さんの映画レビュー(感想・評価)
映像は凄い
制作から40年!を記念し4Kリマスターで劇場公開されると知り、特別料金2200円を支払い、初めて本作を劇場で鑑賞しました。
今観ても訳が分かりませんが、映像は凄いです。40年前のセルアニメでこれほどの映像美はオーバーテクノロジー過ぎます。
昔、押井守作品という理由だけで本作のレーザーディスクを購入した事があります。
きっとすごい物語なのだろうと、その期待値はすさまじいものでした。
購入後に早速プレイヤーで再生し、最初はワクワクしながら見ていたものの、やがて20分ほどで見飽きて脱落。せっかく高いお金を出して買ったのだからと、改めて見ては途中で脱落。そんなことを繰り返し、一度もまともに鑑賞しないまま、いつのまにかレーザーディスクも処分し、今は手元にありません。
若い頃はつまらないと感じても、歳を重ねて分かる事もあるかもと、今回期待を込めて鑑賞しましたが、残念ながら今観ても分かりませんし面白いとも感じませんでした。停止ボタンの無い劇場であればこそ、初めて最後まで鑑賞することができ、やっとこの映画に対してケリがついた気分です。
少女が問う「あなたはだぁれ?」、男が問う「君は誰だい?」、そして、その問いには、互いに何も答えない。なので誰だか分かりませんが、もう考えるのはやめました。
巨大な魚の影にモリを撃ちこむ男達、それは何なのか?
大きな目玉のような宇宙船?は何?
最後、俯瞰で見せた作品世界の形状は何を意味するのか?
映像世界の雰囲気を味わえれば、そういう事を考える必要はないのかもしれません。
数十年の時を経て、ようやく最後まで観る事が出来た事に今は満足しています。
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