劇場公開日 2012年7月14日

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ぼくたちのムッシュ・ラザールのレビュー・感想・評価

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2.5ストレートではない回りくどい文法のような表現

2019年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

深掘りしない、というか、核心には触れない、というか。 もちろん、担任の自殺と生徒たちが負った傷、主人公の問題などをうまく描いているが、全部寸止め、そこから一歩踏み込まない。それを物足りなさととるか、受け止めやすく丁寧ととるか、でしょうね。 個人的には、ストレートではない回りくどい文法のような表現が鼻についた作品かな。担任の自殺は、病気の線とある生徒は自分の告げ口の線がある。ここ濁して成立する?なんだよ、病気て。生徒が絡むならもうちょっとそこ描けよ。そではないなら、そう描けと。なにも救われていない。 で、主人公は迫害を受けての難民うんたら、そこも雰囲気。放火で家族失ってる?端折るなよ、そこ。悲しく切ないことくらいはわかるが見る側に、わかってね、てシナリオは低評価かな。 ラストも生徒に自分のストーリーを聞かせるのかと思ったら、そこも回りくどい例え話笑。勝手にやってろ、て思ってしまった。

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okaoka0820

4.0教育とは

2012年12月29日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

繊細な子供達の心境の変化を上手く掬い出しスクリーンに映し出す。 鑑賞後には否が応にも教育について考えさせられる。 若い自分が言うのもなんだけど、是非親や教師など教育者に観て欲しい。学校で親と教師で鑑賞会してほしい位。 今の偏った教育を今一度この映画を通じて考えて欲しい。

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hiro

4.5癒えない心の傷

2012年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

 この映画において非常に動きは少ない。ほとんどが学校内の出来事だし、それ以外の場所もバシールの家ぐらいだ。だがこの映画に込められている人々の感情は画面内に収まりきらないほどだ。  バシールは代用教員として学校に来るが、現代のケベック州の学校において彼のやり方は全くそぐわない。基本的に体に触ってはダメで、叩くなんてもってのほか。彼はけっして良い先生ではなく、むしろ古風な教育に固執しているところさえ見える。  だがここが普通の「学校もの」とこの映画の決定的に違うところだ。普通なら「担任が自殺して、心に傷を負った子ども達を新任教師が少しずつ癒していく。」みたいなのを想像するだろう。しかしこの映画では何かが解決に向かうわけではない。なぜ担任が自殺したのかも不明だし、子ども達の心も完璧には癒えない。むしろバシールが来てからの子ども達、そして大人たちの感情の変化だけを丁寧に描いている。  だれもが事件に対して衝撃を受けているが、一応表面的には出さない。だけど少しでもきっかけがあれば、事あるごとに「自殺」の話に向いていく。子供も大人もだ。特に自殺した先生を目撃したアリスとシモンの演技力が巧みだ。彼らは事件に対し、正反対の姿勢を貫いている。アリスは落ち着いて自分を客観的に見て、バシールが来たことにより心を癒そうとする。しかし元々問題児として扱われてきたシモンは心の落ち着きを無くし、次第に暴力的になっていく。 大人たちはみな事件をぶり返したくなくて、シモンを助けるのではなく見放そうとするのだが、この時のバシールの対応が彼の性質を一番表している。事件そのものを見ていない彼は平気でその問題に触れ(たとえ生徒の前であっても)、むしろ解決を促すために話し合わせようとする。彼は子供を一人の人として見ているのだろう。彼自身も心に傷を負っていて、そのことから子ども達を救うことに固執するのだ。  先ほども言ったが、「自殺」の件は何も解決に向かわない。悲しいエンディングだが、それと共にとても感動的である。登場人物の感情の流れが手に取るように分かる何年かに一本の秀作だ。 (2012年8月26日鑑賞)

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キューブ

3.5題材は暗いんだけど

2012年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

フランスでも原題教育は無機質化しているようですね。 とにかく、いろいろなテーマが織り交ぜられている映画であることは確かかと。 テーマ自体に斬新さはないと思うのですけど、主人公の先生のバックグラインドやらは、さすがフランスは国際的ですね。 おすすめできます。

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検非違使

3.0少し難しかったです…。

2012年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

絶賛の嵐だからきっと素晴らしい映画なんでしょう…。 すみません、そこまで感じ入れませんでした。 多分、それは自分が勉強不足なため…? 難民問題やら、多人種問題やらたぶんいろいろな情勢を理解した上で見ると全然感じ方が違うんだろうな〜と。 ただ、ラザール先生と生徒たちの純粋な交流には感動しました。 たぶん、いい映画。けど疲れていないときにじっくり鑑賞することをお薦め。

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peanuts

5.0古典的且つ斬新な教育ドラマ

2012年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

「告白」になんとなく似ている雰囲気だと思う方が多いと思う。 中身のストーリーも少し似ていると僕も思う。 しかし、圧倒的に違うのが、一人ひとりキャラクターの細かい描写だ。 シンプルにまとめあげた叙情詩で、教育問題に疑問を投げかける。 少年の淡い恋心も綺麗に彩られており、見事である。

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takekk