劇場公開日 2012年7月14日

  • 予告編を見る

「ストレートではない回りくどい文法のような表現」ぼくたちのムッシュ・ラザール okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ストレートではない回りくどい文法のような表現

2019年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

深掘りしない、というか、核心には触れない、というか。
もちろん、担任の自殺と生徒たちが負った傷、主人公の問題などをうまく描いているが、全部寸止め、そこから一歩踏み込まない。それを物足りなさととるか、受け止めやすく丁寧ととるか、でしょうね。

個人的には、ストレートではない回りくどい文法のような表現が鼻についた作品かな。担任の自殺は、病気の線とある生徒は自分の告げ口の線がある。ここ濁して成立する?なんだよ、病気て。生徒が絡むならもうちょっとそこ描けよ。そではないなら、そう描けと。なにも救われていない。

で、主人公は迫害を受けての難民うんたら、そこも雰囲気。放火で家族失ってる?端折るなよ、そこ。悲しく切ないことくらいはわかるが見る側に、わかってね、てシナリオは低評価かな。
ラストも生徒に自分のストーリーを聞かせるのかと思ったら、そこも回りくどい例え話笑。勝手にやってろ、て思ってしまった。

コメントする
okaoka0820