「とても怖かった」グレイヴ・エンカウンターズ 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
とても怖かった
ギンティ小林さんたちがやっている心霊ドキュメンタリー『新耳袋 殴りこみ』の海外版のような企画のフェイクドキュメンタリーだった。
閉鎖された精神病院に泊り込んで幽霊を撮影しようとしたら幽霊が怖すぎるし、いつまで経っても夜は明けないし、ロックされた外への扉を開けてもそこは外でなく時間も空間も迷宮で、それはまさしく精神病者の幽霊に精神をハッキングされているかのような無間地獄だった。そう言えばよく練られた話のようだが、見ている最中は「そうなっちゃったらなんでもありじゃん、どこかに希望もたせてよ~」と思っていた。
一番怖い場面は予告で何度も見たところだった。それでもとても怖かった。
霊能者の役の人がとても面白かったので、もっと出番があって欲しかった。カメラマンの女は霊に悩まされる前から顔が怖かった。
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