「亡き息子の歩くはずだった道を父が歩く」星の旅人たち やままさんの映画レビュー(感想・評価)
亡き息子の歩くはずだった道を父が歩く
アメリカで眼科をやっている父と、40歳で世界中を旅する息子。そんな息子がフランスで事故死する。
父はフランスに行き、亡骸と遺品を受け取り、息子がしようとしていた巡礼を、代わりに歩くことを決意する。
旅の途中、同じく旅人に出会い、共に旅する。意見の違いやプライベートを明かしたくないなどにより離れようとするが、道は一本。また出会う。
目的も国籍も年齢も違うし、語り合ってわかりあうわけではないが、同じ目的を果たすため、旅をする。
4人の旅人が、ヨーロッパを旅する映画で、淡々としているが、観ているこちらも旅に出たくなるようなそんな気持ちにさせてくれるロードムービー。
旅の途中、息子が現れ、父との旅を楽しんでいるようにも見える。そんな静かな演出が良かった。
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